さて、スカパーＰＲＩＤＥ観戦記です。今日（12月23日）は有馬記念も重なり､多分ホンの一握りの方が喜ばれた事と思います。1着馬はともかく、アメリカンボスが2着にくるとは、また、武豊も3着に粘り、個人的には外れましたが納得のできるすばらしいレースでした。今日のＰＲＩＤＥも納得のできるいい試合を期待いたします。

日時：2001年12月23日（日）　開場：13時30分　開始：15時00分

場所：マリンメッセ福岡

オープニング

例によってまずルール説明。ドクター、ジャッジ、レフェリーの紹介。そして、オープニングセレモニー。

「今日はクリスマス・イブイブ」とアナウンスで始まり、例によってリング上部に大きな風船。そこに映像を映し出す。リングにはＰＲＩＤＥガールがサンタの衣装でデモを、しかし、全然盛り上がらない。ただ、ＰＲＩＤＥガールが衣装を脱いだ時、一瞬盛り上がった。どちらにせよ、いつもに比べ、全く手抜きのセレモニーでした。

カード

第１試合：松井大二郎ＶＳクリントン・”ランベイジ”・ジャクソン

組んでいきなりジャクソンの膝が松井の急所に入り､タイム。リングドクターがモザイク入れたくなるような治療をリング上でなされる。松井の手が小刻みに震える。そうとう痛そう。そのまま控え室へ。治療に時間がかかる為第4試合以降に再試合とアナウンス。

第２試合：×アラン・ゴエスＶＳアレックス・スティーブリング○

1Ｒ：ゴエスの袈裟固めが決まったに見えたが、間一髪逃げられる。アームバーももう一つで逃げられら。ゴエス圧倒的有利も1Ｒ終了。

2Ｒ：初めて上になるスティーブリングしかし、下から攻めるゴエス。下から腕ひしぎ十字を決めるがトリッキーな動きでスティーブリングが逃げる。

３Ｒ：攻め疲れのゴエスの頭部に膝の連打。アレックスが逆転のKO。

第３試合：○ムリーロ・ニンジャＶＳアレックス・アンドラーテ×

１R：前半互角に組み合うも、後半は一方的にニンジャが攻めまくる。

２R：ニンジャ一方的に攻めまくるもKOできず。打たれつづけながらもダウンしないアレックス

３R：攻めっぱなし、打ちっぱなしのニンジャが判定の勝利

第４試合：○山本憲尚ＶＳヤン”ザ・ジャイアント”ノルキヤ×（特別ルール）

１Ｒ：ノルキアのパンチをもらい倒れる山本。しかし危険を押して膝を取りにいき、必死でノルキアを倒す。そこから無防備なノルキアを冷静に位置をとり、最高のポジショニングで腕ひしぎ十字固めに。

山本君。感動をありがとう。

ここで、レフェリーから第１試合の松井が今まで待っても回復できない為、松井の反則勝ちがコール。その後桜庭が松井のメッセージを伝える。

第５試合：イゴール・ボブチャンチンＶヴァレンタイン・オーフレイム

打撃で臨むという両者でしたが、静かな始まりとなり、打ち合うというよりお互いに関節技を狙った序盤戦。結局ボブがヒールホールドを決め、静かに勝つ。

休憩：

アントニオ猪木氏が黒いサンタ姿で登場。「猪木ボンバイエ」に小川不参加が決まり、いつになく寂しそうな表情も見せる。年末の宣伝と”１・２・３・だぁーーー！”

第６試合：×小路晃ＶＳジェレミー・ホーン○

１Ｒ：小路終始上になるも、こう着状態つづく

２Ｒ：今度はホーンが上から攻める。かなりスリリングな状態が続き最後腕ひしぎに入ろうとしたところを小路がかわしてゴング

３Ｒ：小路逃げるので精一杯

第７試合：○バンダレイ・シウバＶＳアレクサンダー大塚×

１Ｒ：アレク以外にシウバの攻めをしのぐ。シウバも相手を見ながらの試合となった。

２Ｒ：終了間際ムチャクチャいいポジションになったアレクだが、無情のゴング

３Ｒ：シウバの膝蹴りがアレクの鼻に当たり、鼻骨骨折

アレク涙。圧倒的に不利との前評判を覆すいい試合でした。アレクに拍手です。

第８試合：高山善廣ＶＳセーム・シュルト

シュルト余裕の勝利。高山前に出て行く気持ちは買えても、ディフェンスが全くなく、完敗。

予想どおり、といってはなんですが、今回はいまひとつの大会でした。その中で、前回と違って、日本人が良く頑張ってくれたと思います。山本には前回の１１秒ＫＯがあるだけに、今回の勝利には感動しました。