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私の体験談

PRIDE17

好カード盛りだくさんのPRIDE17。全日本吹奏楽コンクールが終わり、ため息をつくまもなくこんとはPRIDE17が開催されました。午後5時に始まり、終わったのが10時30分。なんと5時間30分もの格闘アワーでした。

日時:11月3日(土・祝) 開場:15時 開始:17時

場所:東京ドーム

オープニング

PRIDE評判のオープニング。入念なルール説明の後リングドクター、ジャッジ、レフェリーの紹介。そして、ご存知いつもの人の気合の入ったツツミの演奏かと思いきや、今回は様相を変え、まず、教会の鐘が鳴り、すでにリング上には全選手が国旗をまとい登場。ちょっと中東戦争を意識した演出。

第1試合:○ヘンゾ・グレイシーVS小原道由×

ヘンゾのセコンドにはホイスが。小原にはチーム2000の覆面をしたセコンドが。

1R:小原何を狙っているのか分からない。ただ逃げているように見えたラウンドでした。場内ブーイングも。

2R:小原ロープをつかみイエロー。まったく何もできない小原。

3R:消極的態度で両者イエローがでましたが、実際は小原だけが逃げ、ヘンゾにイエローはおかしい。

小原、何しにプライドにきたのか、全く逃げるだけの小原でした。

第2試合:○クイントン・”ランベイジ”・ジャクソンVS石川雄規×

打ち合いを仕掛けた石川でしたが、打撃、関節技、パワー全てジャクソンが上でした。最後は右パンチで石川の目が腫れる。

第3試合:○ダン・ヘンダーソンVSムリーロ・ニンジャ×

1R:序盤ダンの首固めが決まったかに見えたが、ニンジャがスッとはずす。ニンジャ上になり両手両足を使い、打撃に関節技にと変幻自在に攻める。ダンもニンジャの隙を狙うが攻められず。レベルの高いいい試合

2R:ニンジャ足をとって投げる。組み合ってもあのダンを相手に常に上になる。横四方で上からニンジャの打撃。一瞬ダンが上になるもすぐまた逆転、粘り強いニンジャの足腰。

3R:いきなりダンの右ストレートがヒット。その後組合からニンジャの膝がダンの急所に当たり、ニンジャにイエロー。その後打ち合いでダンのパンチがヒット、もう一息でニンジャダウンかと思われたが、ダンもスタミナ切れで責めきれない。高度な組合。見所いっぱいの試合に。

結局はダンが判定勝ちしたが、私的にはニンジャ有利に見えた。多分イエローの差でしょう。

ここでホイスグレイシー登場

「私は引退してない。来年ここで又試合をしたい。」とPRIDE参戦を表明

第4試合:×佐竹雅昭VSセーム・シュルト○

入場時歯のない口から気合がほとばしる佐竹。

1R:シュルトやはり高い、大きい、佐竹の打撃が届かない。一発前蹴りが佐竹の急所に入りシュルトにイエロー。再開後シュルトの左ジャブヒットしKO。

ここで立川談司師匠がリングアナに、場内土俵入りのようなムードになる。

第5試合:×イゴール・ボブチャンチンVSマリオ・スペーヒー○

1R:いきなりタックルするマリオ、上からせめるマリオ。ここでボブの額から傷止めのテープが取れ出血が。マリオ上からくるくると攻めているうちに肩固めできまる。ボブは試合前にケガをしていたようです。

休憩

ロックバンドのハーフタイムショー。プライドの雰囲気に負け、ビート感のないつまらない演奏。真剣勝負の舞台を汚さないホンモノを出してほしい。一部場内ブーイング

猪木ボンバイエに乗って猪木氏入場

「げんきですかーーっ!!」「元気があれば何でもできる」と言った後、自身の詩を紹介。つづいてパラオ大統領紹介

パラオ大統領「ゲンキですかーー」「パラオに来てください」

続いて、清原(ジャイアンツ)を呼び出す。清原入場と同時に猪木氏にビンタされ痛がる。「痛ったー」

さらにK−1石井館長とサム・グレコ入場。サム・グレコは12月31日の「K−1対猪木軍」の後、PRIDE参戦を表明。そして「1,2,3、ダァー−」

第6試合:{特別ルール}○トム・エリクソンVSマット・スケルトン×

1R:打ち合うと見せかけ、トムがタックルに。マウントポジションから頭部にパンチ、その後肩固め、チョークスリーパー、頚動脈締めでKO

第7試合:{特別ルール}△高田延彦VSミルコ・クロコップ△

高田ガムを噛んでの入場。きっと緊張しているのでは。藤田がセコンドに

1R:間合いを計る高田。タックルからマウントポジション取るも、ミルコに逃げられる。

2R:高田タックルに入るも切られる。

3R:寝技に持ち込みたい高田、立って決めたいミルコ。両者決着つけれず、エキストラへ

4R:3Rと同じく膠着。ブーイングも

5R:ずっと膠着。

高田これで良いのか。打撃を恐がりすぎでは。第6試合のトムのように恐がらず向かってほしかった。

第8試合:{PRIDEヘビー級王座決定戦}○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラVSヒース・ヒーリング×

1R:打撃、寝技と交互に繰り返される。その、両方共に見ごたえがあります。何回も三角締めをしかけるノゲイラ、何とかかわすヒース。すばらしい攻防。打撃もすごいノゲイラ

2R:ノゲイラ打撃からダウンさせ、肩固め、チョーク、また肩固め、アームロック。逃げるヒース、そして胴締めからスリーパーへ、それもヒース逃げる。すごい。再び立ち打撃戦へ。

3R:打撃戦から、寝技に、常にノゲイラ攻めまくる。胴締めスリーパー、アームロック、足を封じてアームロック、しかしヒーリング逃げる。最後に初めてヒーリング上に、そして時間終了。すばらしい試合。感動です。

判定でノゲイラ。しかし両者すばらしい。

第9試合:{PRIDEミドル級王座決定戦}×桜庭和志VSヴァンダレイ・シウバ○

桜庭マスクの下にマスク、そして毒霧と、プロレスっぽく入場。

1R:前回とは違いいきなり打ち合わず、互いに間合いをはかる。シウバの左キックを捕まえ倒す。上になる桜庭、決め手ないうちにシウバすっと立つ。そして四つ、打撃戦に。一瞬の隙を捕らえ、桜庭がフロントチョークで締め上げる。決まりかけたかに見えたが、シウバ渾身の力を振り絞って投げ飛ばす。この時桜庭肩から落ち、そこで脱臼したようです。今度は上になるシウバ、必死にシウバの動きを止める桜庭。そしてゴング

1R終了後桜庭脱臼によりドクターストップ。喜ぶシウバ。

今回は、桜庭勝てそうだっただけに残念。でも良い試合でした。

試合後、桜庭マイクで「今日はすいませんでした。」ここで桜庭涙、「もっと練習してきます」といって退場。

シウバもマイクで皆に感謝。シウバの目にも涙。

全9試合の中で、外人同士の試合にベストバウトが続いた。桜庭以外の日本人の試合は、ホントにダメだった。何とかならない物か。