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PRIDE結果速報 PRIDE15 2001年7月29日(日) 開場14時 開始16時 会場:さいたまスーパーアリーナ/JR京浜東北線「さいたま新都心駅」下車 以下、斜体文字は事前の私の予想でした オープニング たぶん、今回も前回、前々回同様ツツミの演奏で始まるのでは。オープニングからどんな演出をしてくれるのかと期待できるのはPRIDEだけ。 日本的なオープニングを予想しましたが、完全に意表をつかれました。花火の映像をスクリーンで見せ、サンバのリズムにあわせて7人のPRIDEガールが浴衣姿で踊る。そして、リズムが盛り上がったところで、帯を解き浴衣を脱ぎ捨てビキニ姿に早代わり。場内大興奮。その後、PRIDEのテーマで全選手の入場となりました。 対戦カード 第一試合 ×ヴァレンタイン・オーフレイムVSアスエリオ・シウバ○ オーフレイムは前回グッドリッジに負け、今回は雪辱戦。アスエリオにはヴァンダレイ・シウバがセコンドに。経験でオーフレイムの勝利か? オーフレイムローキック2発後シウバが出たところでフロントチョークで締め上げる。シウバ何とか抜け出したが今度はオーフレイム上から殴りつづける。下から三角締めをねらうシウバ。その後殴り疲れたのかオーフレイムが一瞬の隙を見せる。そこへシウバがアキレス腱固めからヒールホールドへ 第二試合 ×大山峻護VSヴァリッジ・イズマイウ○ 人の顔を殴るのが趣味のイズマイウ。大山の顔を殴る事ができるか。イズマイウがパンチでくる手を引き倒し、脇固めで大山の勝利。 リングに上がる前に長い時間精神統一をする大山。 1R ジャブの応酬からタックルにきたイズマイウをフロントチョークに締め上げる大山。決まるかと思われたが、何とか外したイズマイウが上になり7分くらいこう着状態でゴング 2R またもフロントチョークで締め上げる大山だが、すぐ外され1Rと同じように上から攻めるイズマイウ。終了間際にイズマイウの肩固めがはいる。こらえる大山。ラスト30秒で大山失神 第三試合 ×松井大二郎VSエベンゼール・フォンテス・ブラガ○ これは私の注目の試合。パンクラスで船木に何もさせなかったプラガ。成長著しい松井をどう捌くか。関節技の攻防でフルタイム闘って判定に。 1R 強烈なプラガの1,2を紙一重でかわす松井。ほとんどの時間プラガが上になりパンチ。松井も下からトリッキーな平手うちで応酬。 2R スピードのあるブラガのパンチ、キックをかわしながらの松井の1,2がブラガのあごにヒットしブラガダメージを受けるが、その後松井は攻めきれずゴング 3R ブラガ松井を終始攻める。何回も松井はタックルに行くもブラガに切られる。そして判定へ 第四試合 ×佐竹雅昭VSイゴール・ボブチャンチン○ これも注目の試合。当然打撃戦。佐竹はローキックに活路を。そのキックをつかみマウントポジションをとったボブチャンチンが馬乗りパンチで勝つのでは。 1R 佐竹の望みどおりの打ち合いに。前半戦のパンチ合戦ではボブが有利に、後半より佐竹のキックがヒットし互角となる。一発一発に「よいしょ」と気合を入れる佐竹に私 感動してしまいました。 2R 佐竹はキック。ボブはパンチで打ち合う。ラスト1分でコーナーに追い詰めたボブが佐竹の足先を取って倒し、マウントポジションになり馬乗りパンチ。それを佐竹が耐える。 3R 佐竹のキックを嫌がるボブ。しかし、またコーナーで佐竹の足を取って倒しマウントポジション。そこでパンチを打ち何発かヒット。 判定は僅差と思うが2度のマウントポジションを取ったボブの勝ち。佐竹がプライドに来て一番光り、観客にアピールした試合でした。 第五試合 ×マーク・ケアーVSヒース・ヒーリング○ これもこれも注目の試合。どちらの執念が勝つか。私は以外にもヒーリングが打撃で勝つのでは。 なんとマークケアーにはこの試合一本勝ちを取るとボーナスの出る契約に! 1R 最初ヒーリングの1,2.そこをかいくぐってケアーがタックル。そこで、ヒーリングが下からアームロックをねらう。この後。ずっとケアーが上になって組み合うが下にいるヒーリングのほうが攻め勝つ。 2R ヒーリングのキックをよけながらケアータックル。1Rと同じケアーが上になりこう着状態が続く。ラスト30秒でこう着状態によるブレイクの後ヒーリングが雄たけびを上げキック2発。その後始めてヒーリングが上になり、四つんばいでの膝蹴りをケアーの頭に打ちKO。 休憩 当然ここで猪木選手が、「小川っ!」と小川を呼び11月に行なう「小川vs高田」を発表する。そのあと「1,2,3、だぁーー!!」 「元気があれば何でも出来る。」「元気なファンが集まれば、元気が君に微笑んだ」と、いつもの理解しがたい詩を元参議院議員の猪木氏が話す。また、石井館長と たった今記者会見して。8月19日のK−1の試合に藤田選手を送り込むと発表 「藤田ーー! でて来いーー!」と藤田選手を呼び、藤田選手は「俺の猪木イズムを皆に見せてやる」と発言。そして、「1、2、3、ダァーー!!」 第六試合 ×ゲーリー・グッドリッジVSアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ○ リングスで大活躍のノゲイラ、PRIDEの番人が向かえる。この試合はノゲイラの関節技が決まる。 ノゲイラ強い。組合で上になったノゲイラをかわし、グッドリッジが何とか上になり、上からパンチを浴びせようとしたところをいつの間にか下から三角締めで決める。すごい!。芸術です。マイクで次はコールマンと指名。コールマンはマイクで「9月に是非戦いましょう」と答える。 第七試合 ○桜庭和志VSクイントン・”ランベイジ”・ジャクソン× ランベイジは10戦9勝のツワモノ。ホントに強いそうです。内臓疾患の桜庭の連敗か。 ジャクソン今までのPRIDEで見た事もない技を仕掛ける。腕を決めた桜庭をそのままパワーボムで受身の取れない形でマットに打ち付ける。2発、3発。目がうつろになる桜庭。もう駄目かと見えたが、そこからアームロック、レッグロックそしてチョークスリーパーでタップをとる。 試合後もう一度作ったベルトを巻く 第八試合 石澤常光(ケンドーカシン)VSハイアン・グレイシー 当然前回同様パンチの乱打をみせるハイアン。石澤はどう迎えるか。打ち合いになったらハイアンの勝利。捕まえれば石澤か。 石澤雪辱を果す。キックにきた足をとりテイクダウン。横四方から膝で脇にキック。この攻撃でハイアンが左わき腹骨折。 まとめ 最後2試合は日本人選手が勝ち、会場は盛り上がりました。桜庭の復活。石澤のリベンジと感動的な幕切れでした。今回日本人選手はよく闘いました。負けたとはいえ大山、松井は最後まで粘り、佐竹は今回一番光ったのでは。 私的なベストバウトは第六試合のグッドリッジ対ノゲイラ。ノゲイラの柔らかさ、桜庭や全盛期の藤原組長のような面白い関節技の選手です。ルール改正で打撃中心になってきたPRIDEでしたが、今回は関節技の面白さもでて。総合格闘技大会にふさわしい内容でした。おもしろかった。 |