こんにちは 木野です
大変ご無沙汰いたしました。神大ブラスファンの皆様 お元気だったでしょうか
さて、今回も当日コンサートホールに色々なご事情で来れなかったファンの為に明和テレビが実況中継を致します。どうぞ、ご覧ください。
えーと、6時か、そろそろ皆様が集まっているのかな。と思いながらOB会受付へ。
まずは偉大なる先輩。田原OB会長にご挨拶。
「木野くん、全国来るか」 「行きます」
チケットを若大将佐藤部長にいただいて、ご常連のOBの皆様にご挨拶です。
私の席はど真ん中の11列目、久々にいい席です。
開演までにそれとなくプログラムをみると、作品はオールジャパン。全員日本人の作品です、これは”ワールドカップ日本頑張れ !”というメッセージなんでしょうか。
ただ、よく見るとあの人の作品がありません。
佐村河内守さんです
えぇ? なんですかー
佐村河内守です
えぇ えぇ なんですかー
サムラコウジーー
あ、そうかぁ。耳が聞こえなかったんだ。
新垣さんと仲良くしてね、、
ちなみに神大の佐村河内作品 YouTube にあります↓
http://www.youtube.com/watch?v=LlDWUrZ3HFI
行進曲「博奕岬の光」 酒井格
博奕岬(ばくちみさき)は、舞鶴湾の入口にあるんだそうです。
曲は、20世紀FOX映画のテーマようなドラムソロで始まりました。その後は広がる海に高らかに響く気持ちいいメロディをブラスが歌います。次にユーホニウムが別の旋律を歌い、また最初のメロディに戻る。どいうガッチリとした行進曲に作り上げられてました。
演奏後照明をまぶしそうに両手で遮り、作曲者を強引に立たせて紹介する小澤先生。 元気そうです。ご安心ください。
司会者は深海のような深い青色のドレスの鴫原美香さん
この人に対して前回とても失礼な紹介をした私です。あやまります。でも、また今回も言わせてもらいたいんです。
いつも、思うことなのですが、司会者は吹奏楽のコンサートで唯一言葉を使うソリストです。
とても大切なプレーヤーです。
鴫原さんは、正確に伝えようと、真剣に台本を見て話してくださるのですが、出来ましたら演奏者のように譜面を超えた表情や表現をお願いしたい。曲と曲を大切につないでいただきたく思った次第です。
これも、毎回毎回思うことですが、浅井さんを司会者にと望む今日この頃です。
シンフォニックバンドの為のパッサカリア 兼田敏
小澤先生のお師匠さんの兼田敏です。岐阜の私にも縁が深く、私がオール名古屋ハイスクールステージバンドに居た頃から、とても影響を受けた作曲家です。
ちなみに私が兼田先生で一番好きな作品は「吹奏楽の為の序曲です」
最果ての城のゼビア 課題曲T 中西英介
長島さんも言ってましたが、NHK大河ドラマのテーマ曲のような作品。松山ケンイチの平家物語っぽい音楽でした。
「遊びをせむとや生まれけむ」というセリフを思い出しました。
行進曲「勇気のトビラ」課題曲U 高橋広樹
八分の六拍子のウキウキするような楽しい曲。幼稚園の運動会にピッタリ。最後ドラム隊が高らかに響かせクライマックスへと進みました。
吹奏楽の為の組曲「ヨコスカの海と風」 小長谷宗一
T
戦艦 U 歌 V ドブ板通り
戦艦
低音ブラス隊とティンパニが重厚なテーマを奏でます。その上にトランペットがキラキラと戦艦を輝かせる。そして、笛です(号笛というのだそうです)この号笛奏者だけ白のスーツ。背筋をピッと伸ばして高らかに鳴り響かせます。
カッコイーー
堂々と凛々しいメロディが流れ、今度は号笛が先ほどとは全く違う、哀愁を帯びたゾクっとする叫びを表現。
これもカッコイーー
こんどは演歌が出てきました。三船敏郎が登場したような雰囲気になってきました。(若い人すいません)。
えーー、例えて言う芸能人は、この年になると気を使います。最近私のホームコース(犬山カンツリー)は10代20代のキャディさんが増え、そのキャディさんに
別のゴルフ場で野口五郎見たよ。
と言うと、
野口五郎って誰ですか
と返されてしまう。
皆さんは野口五郎 知ってますか
その若いキャディさんに
「キャリーで150ヤード打たないと池につかまります」
と言われたので なんとなく
「きゃりーぱみゅぱみゅ」
と言ったら今度はうけました。 高齢のゴルファーさん よろしければ使って下さい
歌
「城ヶ島の雨」のメロディが歌われる。中高年には懐かしく、若い人は新鮮に聴けるのでしょうね。
どぶ板通り
デキシーランドジャズ隊が客席後方からステージまで練り歩き、ステージ下を横断し帰っていきました。その音がかすんだ頃に演奏されたテーマをユーホが静かに奏でる。木管が重なり微妙にテンポアップ。トランペットが入ってからはノリノリです。
これっきりこれっきり(山口百恵)が入ったり
熊ん蜂が入ったように聴こえた。
とにかく色んな曲がごちゃまぜに聴こえて来る。面白い手法です。
曲は最初の軍艦に戻って終わりました。
なんと味のある曲でしょうか。このようなタイプの吹奏楽曲は初体験です。
またもや照明を手で隠しながら作曲家を探して紹介する小澤先生。
休憩
長島さん。福永さん。青木さんと将来神大のホルン奏者と期待する 青木さんの身長を超えた優しい息子さん。
ご利益あるように長島さんのお腹をスリスリ。皆さんも長島さんを見つけたらお腹をスリスリしましょう。縁起物です、きっといいことあります。
そう言えば、現役の頃は福永さんの方がふくよかで長島さんはスリムだったような、、、いつ逆転したのでしょうか。
吹奏楽の為の木挽歌 小山清茂
この曲は学生時代大変好きだった曲です。
たしか農大二高は本当に大木をヤスリで擦って音を出してました。
木を擦る時の音のスピードの変化きもちいい。
盆踊り
ゆったりした間を感じるテンポ感。これがいい。そして、メロディの協和音が気持ち良くチューニングされ響かせてました。
朝の歌
みずみずしい山の爽やかな朝のじょうけいが余裕で表現されている。このテンポ感も最高に気持ちいい。
フィナーレ
ポイントポイントの一拍目の音のブレンド具合、重さ、スピード感が気持ちいいーー
最後のバスクラソロ 素晴らしい。私としては本日のナンバーワンのソロでした。
「斎太郎節」の主題による幻想 課題曲V 合田佳代子
時代劇の映画音楽のような響きで始まり、テンポアップしてテーマが踊るように演奏され、何処かで聴いたような、多分昔の課題曲にあったようなメロディが流れ、またまたフルートが哀愁を帯びたメロディを奏でる。
なんとなくですが、建部君の富山大が取り上げそうな課題曲。外れたらすいません。
ところで、建部君、富山大、駒沢大、どっち振るの?
コンサートマーチ「青葉の街で」 課題曲W 小林武夫
青葉区に住んでる人だそうです。
明るく軽い行進曲
きみは林檎の木を植える 課題曲X 谷地村博人
金属的な響きで始まり音が震えて漂う。結構面白い響きが随所に見える。
多分全国大会ではこの課題曲が多いのだろうね。
二ライカナイの海から 真島俊夫
この曲の演奏は2回目です。
前回は第45回定期演奏会。 この時は演奏会の4日前にぎりぎり完成して、出来立ての曲を披露してくれました。
今回のの演奏、その時と幾つか違いがありました。
まず、太鼓隊の編成が違うような気がします。
前回はタンバリンにリンを外したような形の太鼓がほとんどで、カスタネット系は少なかったように思いましたが。今回はカスタネット系を多くした編成。(記憶が不確かなので、間違っていたら訂正します)。
またバンダにいたファンファーレ隊、今回は客席後方に陣取りました。
演奏は、4日間で仕上げた前回より、さすがに洗練され、音のスピード、適度に軽いテンポ感。中盤から後半への盛り上げ方など、見事な演奏でした。
今回のサマコン、課題曲を除いて全てCD販売してほしいと思いました。。
素敵なオリジナル作品、素晴らしい演奏。
いやー、本当に神大の演奏は キモチイーーーー
大拍手に答えて小澤先生
「今日は海を三つ演奏しました。鶴舞の海、横須賀の海、沖縄の海。そして4つ目に兼田敏先生の素敵な海を演奏します。」
アンコール
海 兼田敏
続いて大拍手の中 またまた小澤先生
「吹奏楽ポップスの父である岩井直溥さんが先月亡くなられました。90歳。岩井先生は真島さんがこの世界に出るきっかけを作ってくれた人。そこで、岩井先生の曲をと探したんですが、岩井先生の曲ではなく、真島先生が岩井先生の為に作曲した曲を演奏します。
ベイ・ブリース 真島俊夫
アドリブありスタンドプレーあり、大きく両手を上げて手拍子する部員、一生懸命音楽を表現してました
またまたまた小澤先生
「若い人向きの曲でしたが、今度はご年配向きの曲を演奏します。」
と、いつもの
美空ひばりメドレー と星条旗よ永遠慣れ
今回も素敵な気持ちにさせる素晴らしい演奏会でした。来れなかった神大ファンの皆様、本当に本当に残念でしたね。
さて私は、この日、ブラジル帰りのトランペットの、あ、いや、クラリネットの猪爪と会ってきました。
サラリーマン生活の大半を海外で暮らした猪爪。これからは定年まで日本で勤務できるとのことです。
皆様にお会いすることもあることでしょう。
との時は、トランペットの猪爪ではなくクラリネットの猪爪と正確に思い出してあげて下さい。(すいませんごくごく一部の関係者しか分からない話でした)
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