2013神奈川大学吹奏楽部サマコン 本文へジャンプ

神大サマコン2013

神大ブラスファンの皆様こんにちは
今回もファンでありながら仕事が忙しかったり、チケットが買えなかったり、出無精だったり、その他いろんな理由でサマコンに来れなかった皆様のために明和テレビ、当日の実況中継をお送りします。
この放送は皆様の大切な資産を守る 株式会社明和の提供でお送りします。

日時など
2013年神奈川大学吹奏楽部サマーコンサート
6月14日(金)開場17:45 開演18:30
みなとみらい大ホール

私、今回は久々に妻と二人で見に行きました。
妻は、各務原市民吹奏楽団でクラリネットを吹いてましたが、なんというかバーと広がると言いましょうか 広がるけとソバ鳴りと言いましょうか カタカナでいえば「べー」というノイズのような音を出す迷、あ、いや、名奏者でした
(多分このページ開けないと思いますので本当の事を書きました)

私の席は1階7列29番 舞台を見て右手の方角でした。

歌劇「運命の力」序曲/ヴェルディ
拍手に迎えられて小澤先生入場、おや、痩せてる。明らかに体重が激減している。どこか、体調が悪いのだろうか。と、不安になる私。

最初の3発。力強く押し付けるのではなく、優しく憂いを持って響かせる。「運命の力」という悲しいドラマをこの3発で表現してました。その後も、全部員が音だけでなく体を動かしながら 悲しさ、優しさを精一杯表現していました。
サウンドも良く、ブラボーです。

この曲は小澤先生銚子商業高校の指揮者時代、3金目のにコンクール自由曲としても演奏されました。

オレンジのドレスで司会者:鴫原美香さん登場
えーー、毎回司会者にイチャモンつけてる私です。なにせ、前回の司会者:岩崎理衣さんが最高だっただけに、どうしても比較してしまいます。

鴫原さんは一生懸命 作った台本を間違えずに正確に伝えようとしていました。
ただ、正確さを大切に思うあまり、たった今 演奏された感激・感動を遮断してしまうのです。
譜面の表面を正確に演奏する司会者に対して、譜面を深く研究し作曲者の意図を読み取って演奏そようとする団員とのギャップを感じてしまうのです。
毎回、司会者に厳しくて申し訳ございませんが、司会者というのはコンサートで唯一ことばを使うソリストです。音楽的に支えていただきたいと思った次第です。

司会者は国立音大卒
国立音大と言えば、私にファゴットを教えてくれた倉島さんはお元気なんでしょうか
玉川さんご存知でしょうか

プレリュードとフーガ/堀田庸一
初めて聞く作曲家、そして曲です。
最初、ティンパニが時を刻むように一定の感覚でリズムを刻む。そのリズムの上を悲しみを持ったブラスセクションがファンファーレのように演奏しホール全体に響かせる。木管がそのメロディを引継ぎ展開し次のメロディをを奏でる、その後ふたたびユーフォニウムが優しく最初のメロディを奏でまたまたファンファーレのようにブラス中心のサウンドが鳴り響く。
この辺りまでがプレリュードなんだろう。

続いて木管の優しく静かなメロディが、ゆりかごのようにゆられてフーガが始まる。メロディは木管からユーフォニウムに受け継がれ、トランペットも加わる。そのテーマにパーカッションも加わり、今まで歌われたテーマを同時進行で奏でられ、徐々に曲が盛り上がっていく。
小沢先生の時を刻むようなテンポ感が ドン ドン と 脳みそを打ち続ける
この正確さがこの曲を一層深く重く感じさせる演奏となりました。

課題曲W エンターテイメント・マーチ/川北栄樹
途中ブラス中低音とトランペットが1、2拍ずらしながら同じメロディを奏でているところが面白い作品と思いました。

課題曲X 流沙/広瀬正憲
自然の力によってその造形が変化する、というところを表現した作品のようです。最後は、あら、終ったの、という終わり方でした。
課題曲ならこういう終わり方もありですね。

エッセイ/高昌帥

私は、高先生の作品、好きです。
ガッチリと骨組みがしっかりしていて哲学的に音楽が作られてます。

最初にガーンと一発叩いた後、木管、木琴の素早いパッセージ。
一度全休止のあと、ふたたび木管の素早いメロディ。このメロディは この曲のテーマらしい。
ソプラノサックス、オーボエとソロが続き、コントラファゴットのソロ。
さらにメロディがスピードアップし、素早いメロディが空中を目まぐるしく駆け巡り最後はガチャンと終わる。という感じの曲。

この、コントラファゴット君。自民党の世耕さんに似てます。
似てると言えば、バスクラリネット君も、どこかでお会いしたような気がしてたのです。
あの華奢な体格。
思い出しました。学芸会の内田要介さんです。
内田さーーん、お元気ですか、体重増えましたか ?

体重といえば小澤先生の激ヤセが気になる。

15分間の休憩
ホワイエに行くと、今もクラリネット奏者の田原会長。永遠の若大将 佐藤さんに三橋君。三橋君は立派な体格です。頼り甲斐あります。
「久しぶり」とダンディ八代さん
私「先生激ヤセしてたけど・・・」
「体調が悪いのでなく、体調を維持するために努力して痩せたのだよ、だから今は調子いいんだよ」とOBの皆様からお聞きしました。
安心
激ヤセ話題のさなか 地震にとてもとても詳しい建築家の長島さん。
私「ちょっと太り過ぎでは」
長島氏「これでも3キロ痩せたんだ」
皆「へぇーへぇーへぇー」「76へぇ」(古い)

席に着くと「木野くん久しぶり」
「あれあれ」
なんと近くの席にトランペットの名手 青木さんが座っていたのです。
ほんとに久しぶりです。多分37年ぶり。
青木さんはホルンを始めた息子さんと一緒でした。お子さんが吹奏楽部なんて 羨ましいです。

4つのスコットランド舞曲/アーノルド
田原会長の先輩である文教大学の佐川先生により吹奏楽の世界にアーノルド氏の作品が数々取り上げられることになりました。

最初のホルンを中心にした中音部が、力強く、浪々とテーマを演奏し、木管の速いパッセージと繋がる。アンサンブルお見事。
続いて木管低音のノンビリとブラブラした歌に続いて速いパッセージに戻る。
3曲目のオーボエソロ 哀愁に満ちた歌を健気な表情で顔を赤く染めながら演奏してたのが印象に残ります。
4曲目は雄大な金管のメロディをスピード感あふれる木管群に包まれて澄んだ青空のような鮮やかな色彩を見せながら演奏してました。ブラボーです

ジブリ・メドレー/久石譲・真島俊夫
ご存知真島先輩の編曲。ジブリといえば宮崎駿の遺書ともいえる「風立ちぬ」がこの夏上演されます。効果音を全て人間の声で作るという新しい試みもあり、私も久しぶりにジブリ映画を見てみようと思っています。

曲はナウシカで始まりました。木管と金管の絶妙なバランス、統一された気持ちいいスピード感あふれる演奏の中、夢の世界に導かれました。

宅急便では、かわいらしい表情を木管が演奏し、続いてピアノの優しい演奏、クラリネットとピアノのメロディの移り変わりが新鮮で楽しかった。

神大のパーカッションも見事です。
管楽器にしっとりと溶け込みバンドの色彩表現力を高めてます。この曲でも、シンバルの混ざり方が見事でした。

課題曲T 勇者のマズルカ/三澤慶
マズルカとはポーランドの伝統的民族舞踊のスタイルですが、曲の感じは闘牛場のイメージが浮かんできます。
途中のクラリネットのメロディが作曲家三澤氏の味なのかなと聴いてました。

課題曲U 祝典行進曲「ライジング・サン」/白岩優拓
最初のブラスセクション ファンファーレ、優しく気持ちのいい響きでした。
白岩氏の解説通り、希望に満ちた学生たちの入学式にふさわしい曲と思いました。

歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列

コンクール初演は吹奏楽の古豪 東京都の豊島十中。昭和41年のことでした。
私たちの年代で、この曲を演奏してない人はいないでしょう。

フルートとオーボエの神々しいテーマで始まりました。慎重に緊張しながら吹いてます。
次第に行列の人数も多くなり、曲が盛り上がったところでバンダのファンファーレ隊が高らかに演奏。
そしてパイプオルガンも加わり、
パイブオルガン、
パ、パイブ
オルガンの音に客席パイプオルガンを振り返って見る人が何人かいましたが、パイプオルガンは誰も演奏してません。
これ電子オルガンだったようです。
せっかくパイプオルガンがあるんだから、できれば本物を使っていただきたかったところですが、諸般の事情があったのでしょう。
そして再びファンファーレ隊とともに終曲。

大拍手の中、いつものように司会者と小澤先生に花束
小澤「あっ 疲れました。音は出してないんだけど、結構疲れるんです。
課題曲Vは忘れたんでなく、皆が聴きたいというならやります。岩井さんは90歳超えて今でも元気に作曲してるんです。横浜に住んでますよ。」
いつになく長いセリフの先生。やっぱり元気になられたんだなっとひと安心。

課題曲V 復興への序曲「夢の明日に」/岩井直溥
バラード風に始まり岩井さんらしいメロディがを部員が優しい気持ちを込めて演奏。最後はアップテンポでこれまた岩井さんらしく踊り出したくなるような曲でした。

岩井先生、横浜に住んでいるとの事でしたが、私は何回か岩井先生の家に行ったことがあります。その時は、東京のえーと、どこか覚えてないですが、線路のすぐ近くだったと思います。あやふやな記憶ですいません。

小澤「90歳の作品です。こんどは岩井さんにご縁のある真島さんのアレです」
小澤先生 また語ってくれました。

美空ひばりメドレー/真島俊夫
まあ、これはいつも通りです。みんな心を込めて歌い込んでました。

小澤「先ほど真島さんの作曲と言いましたがアレンジでした。美空ひばりも横浜の魚屋さんで、、、」と美空ひばりの解説
またまたまた喋ってくれました。小澤先生元気です。これだけ喋ってくれれば司会者いらないのでは、なんて思いました。
今日の小澤先生は吹奏楽会の小林研一郎氏のようです。
小澤「これを演奏したら あとは1つです」

星条旗よ永遠なれ/スーザ
ピッコロも決まりマーチング隊も登場し手拍子、大拍手の中 サマコンは終わりました。
毎回毎回感じることですが、神大の演奏はとてもとても
「気持ちイーーーーーーー!!」

さあ、今年は福岡です
皆様 福岡で会いましょう!!