皆様お元気でしょうか、3月15日の岡部外科開院記念日コンペ会では、例年のように汗と、涙の感動をなさった事と思います。中には怒った人もいたとお聞きしてます。さて、その時私と三島先生との間で壮絶な戦いがありましたので、紙面にてご報告いたします。
この勝負は、後に平成の名勝負とたたえられる事でしょう、格闘技にたとえれば、「バンタレイ・シウバvs桜庭和志」又は、「ドン・フライvsケン・シャムロック」といえます。また、次世代のBC会候補の皆さん(例えばライトショルダー先生やカマキリ先生)に受け伝えなければならないという使命感により観戦記としてプレーヤー自身の私がお伝えいたします。
当日私たちは2組目でした。私と三島先生と増田さんという静かな人達の組合せでした。下村さんが当日の紳士をこの組に集めた物と思われます。私のハンディは14、三島先生が19、19−14=5、これを2で割った2.5がハーフ、ハーフのハンディとなります。以下に前半のスコアを載せます。
オールドレイク、オールドコース(out)
name | no.1 | no.2 | no.3 | no.4 | no.5 | no.6 | no.7 | no.8 | no.9 | total | h'cp | net |
kino | 5 | 3 | 5 | 4 | 6 | 7 | 4 | 4 | 6 | 44 | 14/2=7 | 37 |
misima | 8 | 5 | 5 | 4 | 9 | 3 | 4 | 3 | 5 | 46 | 19/2=9.5 | 36.5 |
スタートから4番までは私は楽勝ベースで進んでおりました。最初のポイントは6番です。私右ひじを押し付けすぎ、クラブのフェースを開いたまま打った為、右に押し出しOB、先生はフェアウエーど真ん中、飛距離も出て絶好のポジションに、先生2打目もグリーン左10歩くらいのところにパーオン、バーディチャンスです。私はプレイング4からグリーンに乗らず5オン2パットの7、先生は10歩の下りスライスライン。表情からは入れてやろうという熱い物を感じました。すこし意気込みすぎたのか強く打ってしまい勢い良くボールが転がる、それを見た私は、グリーンをオーバーするのではと思っておりました。しかし、通販のパターはすごい、ハラハラする周囲をあざ笑うかのようにホールにガチャン。その大きな音は私には悪魔の叫びに聞こえ、三島先生には天使の微笑みに聞こえたことでしょう。このホール1つで4打縮められました。
ここから一気に形勢逆転され、8番ショート、私が痛恨のボギー、これで最終ホール0.5打差になってしまいました。でも、最終ロング同じスコアなら私の勝ちです。
第1打も第2打もほぼ同じ条件、明暗を分けたのは第3打でした。先に売った私は前上がりの傾斜を忘れ普通に打ってしまいフックしてグリーン左のバンカーへ、対する先生はグリーンのいいポジションにパーオン。私の気持ちはここで、バーディ取られたら仕方がない。何とか先にパーセーブして相手にプレッシャーをと意気込みましたが、バンカーショット失敗し5オン1パットのボギー。先生は楽々パーを取って、な、なんと前半の貯金を大逆転され0.5打差で私の負けとなってしまいました。く、くやしい、、
しかし、気持ちを切り替えて後半戦へ、インコースの名前はレイクコース、先生はアウトがオールドならインはレイクでなくヤングだろう、とおっしゃいました。なるほどと感心する私、もうここで1つ負けてしまいました。
オールドレイク レイクコース
name | no.10 | no.11 | no.12 | no.13 | no.14 | no.15 | no.16 | no.17 | no.18 | total | h'cp | net |
kino | 4 | 4 | 6 | 3 | 7 | 7 | 5 | 3 | 5 | 44 | 14/2=7 | 37 |
misima | 5 | 6 | 6 | 4 | 4 | 7 | 5 | 5 | 5 | 47 | 19/2=9.5 | 37.5 |
前半同様最初に貯金させてくださった三島先生、しかし、アウトの事を考えると何が起こるか分かりません。勝負のヤマはまず14番茶店の後でした。左右にすごく広いコース、どこへ打ってもセーフです。白川や稲口をホームとしている私は、このようなホールで打った事がなく少し不安な気持ちで打ちました。そして、案の定この広いコースで左にOB。プレイング4も乗らず5オン2パットの7。対する先生は2オンの楽勝パー。このホール1つで3打の差をつけられてしまいました。前半を思い出し不安になる私。
最大のポイントは17番ショート、1.5打差を追う私は1オン2パットのパー、先生は、1打目グリーン左バンカーへ、そこでリカバリーのバンカーショットをミス、「このバンカー固いよ!」と、一言、結局3オン2パット、痛恨のダボ、ここで私が再逆転し0.5打リード、勝負は全く分かりません。
最終ホール18番。1打目はほぼ同じポイント。最初に打ったのは三島先生。ちょっと強く入ったのか、グリーン奥へこぼす。さぁ私。ここでグリーンオンすれば先生への決定的な1打となるところでした。しかし、残り100yをPWで軽く打つか、AWで強く打つか悩み、結局AWを選択するも、弱く打ってしまいグリーン右手前のバンカーへ、勝負を決定付けるどころか、あわや逆転の目も出てきてしまいました。
私は20yくらいのバンカーショット、SWを選択せずAWを開いてホール真下を狙うも、フェースを開きすぎ距離もなくホール右約10歩くらいに3オン。結局2パットのボギー。先生は上手くアプローチしてあと2m切るくらいのパーセーブチャンス。しかもほぼ同ライン上に先に打つ増田さんのボールが。ほぼストレートと読んだ先生、増田さんのパットでそのイメージを確定できたはずです。しかし、増田さんのパットは先生が思ったよりも切れたようです。そこで先生は勝負パットのラインを微調整、入れば先生の勝ちです。表情からは仕事でも見ない、いや、仕事と変わらない真剣なまなざし、通販パターから打ち出されたボールは気持ちよくラインに乗る、、と思われた、しかし、あまり曲がらず、ほんとにほんの少し外れた、この瞬間私の勝利となりました。
試合は終わりました。皆をやさしくたたえるような暖かく柔らかな風がグリーン上の3人を包む。スコアを出し、何事もなかったような静かなクラブハウスに3人は消えていった。
これが、平成の名勝負といわれるオールドレイク物語です。