2003年 東関東吹奏楽コンクール 大学の部
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9月14日千葉県文化会館にて全日本吹奏楽コンクール最終予選、東関東吹奏楽コンクールが開催されました。

千葉市は初めてでしたが、静かな落ち着いた雰囲気でした。

1:神奈川県代表 フェリス女学院大学 西澤春代指揮

課題曲 W 自由曲 交響組曲「寄港地」よりU、V(イベール/デュポン編曲)

クレッシェンドを綺麗にできるともっとよくなると思いました。テンポもすべった感じで、伴奏とメロディとのバランスも少し良くなかったと思いました。自由曲も、リズム感や色合いが出ると、もっと楽しく聴けたと思います。

私的審査 課題曲 C- 自由曲 C- 

2:千葉県代表 中央学院大学 志田美津子指揮

課題曲 W 自由曲 序曲「ピーター・ルー」(アーノルド/近藤久敦編曲)

テンポが少し滑っていたと思います。音ももう少し合わせていただけると楽しく聴けたと思います。自由曲も曲を楽しんでいる雰囲気は伝わりましたが、メロディの歌い方に大人っぽさを感じることができるともっと楽しく聴けました。

私的審査 課題曲 C+ 自由曲 C+

3:茨城県代表 流通経済大学 喜多原和人指揮

課題曲 W 自由曲 あの雄志をもう一度!より2,3(メリロ)

最初は、テンポも良く、楽しく聴けましたが、課題曲の後半になると、テンポが滑ってしまったようです。自由曲、伴奏が少し大きくソロを邪魔しているようでした。チューニングもよく最後まで楽しく聴けました。

課題曲 B+ 自由曲 B

4:千葉県代表 帝京平成大学 畠山 崇指揮

課題曲 W 自由曲 エマナチェ イ メディタチェ〜放射と瞑想 パート1・パート2〜(天野正道)

メロディと伴奏のバランスがもうひとつ。クレッシェンドをきれいに聴かせることができると、もっとよくなると思いました。自由曲も実力のあるのは伝わりますが、全体として訴えたいことがよく分かりませんでした。

課題曲 B 自由曲 C+

5:神奈川県代表 神奈川大学 小澤俊朗指揮

課題曲 T 自由曲 「かわいい女」〜アントン・チェーホフの同名小説による(田村文生)

ここまで1つ1つの音を大切に表現なさることに感服します。小澤先生も演奏する部員さんも尊敬いたします。自由曲も、難解なこの曲を、よく分かるように演奏していただきました。

課題曲 A- 自由曲 A-

6:茨城県代表 茨城大学 阿久津紀行指揮

課題曲 W 自由曲 バレエ音楽「青銅の騎士」より序奏、元老院前の広場にて、踊りの情景、偉大な都市に捧げる賛歌(グリエール/林紀人編曲)

音がすべて短く、落ち着かない感じがしました。リズムももう少し正確性がでれば安心して聴けると思いました。

私的審査 課題曲 B- 自由曲 B-

7:栃木県代表 白鴎大学 黒須博美指揮

課題曲 W 自由曲 バラの謝肉祭(オリバドーティ)

リズムの正確性が出るともっといいと思いました。25名で良くがんばってきたと思います。

私的審査 課題曲 C+ 自由曲 C

まとめ

東関東大会を初めて聴きましたが、期待を少し裏切られた感じです。特に指揮者の皆さんには一部を除き残念な思いをしました。バンドは何がなくても指揮者です。いろいろ事情もあると思いますが、ぜひ考えてほしいと思いました。

あと、入場料とプログラム代が、こんなに違うものかと思いました。東海大会は入場料900円。プログラム代300円でした。東関東大会は、入場料2000円、プログラム代500円でした。

 

順当に行けば、神大でしょうが、私の心配は自由曲が皆さんに理解させることができるかどうか、です。心配です。


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