2003年 東海吹奏楽コンクール 大学の部
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この日、私朝5時過ぎに起き、美濃白川ゴルフクラブで1ラウンドしてそのまま高速で羽島文化センターに駆け込みました。この会場は初めてでしたが、近くにこのようないいホールがあることを知りませんでした。さすが全国知事会会長梶原知事の岐阜県です。

第58回東海吹奏楽コンクール大学の部

平成15年9月7日(日)羽島市文化センター

1:長野県代表 信州大学 新井弘太指揮

  課題曲4 自由曲 歌劇「トスカ」第3幕より G・プッチーニ/飯島俊成編曲

審査員が来るまでしばらくステージで待たされ、気の毒。

音の終わりの処理がが少し雑に感じました。メロディーはもう少し歌ってくれると気持ちよく聴けると思いました。

私的診査 課題曲 C+ 自由曲 C+ 結果 銀賞

2:静岡県代表 静岡大学 三田村健指揮

  課題曲4 自由曲 アルメニアンダンス パートUよりT農民の嘆きVロリの歌 アルフレッド・リード

並び方が綺麗。全員ピストンバスでアンサンブルへの意気込みを演奏前に感じました。

マーチは難しいんですね、信州大と同じくこの大学も2拍子を表現できません。音は前に出てますが、メロディだけでなく伴奏も大きく、みんなが主張しすぎで、ただやかましく感じました。

私的診査 課題曲 B+ 自由曲 B 結果 銀賞

3:愛知県代表 中部大学 渥美伊織指揮

  課題曲3 自由曲 馬あぶ Montanelli The Ausutrians The market place ショスタコーヴィッチ/木村吉宏編曲

音が暗く感じました。それは、次の小節へ行く勢いが弱いからと思います。マーチを表現するのは難しいですね。自由曲も強引な表現が多く、好きな人には良いかもしれませんが私は、あまり好みではありません。

私的診査 課題曲 C+ 自由曲 C- 結果 銅賞

4:三重県代表 三重大学 沖公智指揮

  課題曲4 自由曲 歌劇「いやいやながらの王様」よりスラブの踊り、ポーランドの祭り シャブリエ/沖公智編曲

初めてマーチを表現できる団体に出会いました。今日は出会えないと思ってました。これなら歩けます。自由曲は3拍子の楽しさを表現できているところと、もう少しがんばって表現してほしいところとありました。そのあたりが全国への鍵になるのでは。久々の代表、おめでとうございます。

私的診査 課題曲 A- 自由曲 B+ 結果 金賞 代表

5:愛知県代表 名古屋商科大学 龜井明良指揮

  課題曲1 「天国と地獄」序曲 ジャック・オッフェンバック/ローレンス・オドム編曲

マーチは拍子感が出せないと曲にならないですね。今日はこのことを身にしみました。しかし、自由曲は一転し、とても楽しく聴けました。ただ、速いテンポでリズム感が滑ってしまうのが残念。クラリネットのソロもがんばってました。感動しました。

私的診査 課題曲 B- 自由曲 A− 結果 銀賞

6:岐阜県代表 岐阜聖徳学園大学 アントニン・キューネル指揮

  課題曲3 自由曲 法華経から三つの啓示 アルフレッド・リード

マーチをマーチらしくなく表現されました。これは好みの分かれるところですが、私は好みではありません。自由曲も決めるところはしっかり決めるが、うちの女房が外側だけ厚化粧した感じで、ところどころヒビが見えます。色彩感覚も音楽表現力もあるように感じましたので、今後が楽しみです。正直なところ、もっと下手なバンドと思ってましたので、上手さにびっくりしました。地元のバンドとして期待します。

私的診査 課題曲 B- 自由曲 B+ 結果 銀賞

7:愛知県代表 愛知教育大学 小松孝文指揮

  課題曲4 自由曲 ヴァレンシアの寡婦 1楽章、2楽章、6楽章 A・ハチャトゥリアン/仲田守編曲

やはりマーチになってない。もこもこしているのは会場のせいでしょうか。裏旋律や伴奏が大きく、メロディの聴こえずらいところがありました。自由曲もリズム感のあるこの曲でしたが、平坦な演奏に聴こえました。

私的診査 課題曲 B- 自由曲 B- 結果 銀賞

全体感想

マーチの表現を甘く見ているのでしょうか、三重大以外はマーチになってませんでした。音の合ってない団代ばかりで耳が痛くなるほどです。結果は三重大のみが金賞で代表になりましたが、飛び抜けていた訳でなく、「すごい」と感じる団体は残念ながらありません。しかし、一生懸命さは充分伝わり、そういう面では感動したし、楽しかったコンクールでした。出演者の皆さん、関係者の皆さんありがとうございました。

場内整理をしていた武市さん(各務原市民吹奏楽団)もお疲れ様でした。三田さんや小林さん(みんな各務原市吹)もお久しぶりでした。

どうでもいいことですが、一般団体の飯田市民吹奏楽団の皆様、診査発表で「金賞」と言われ表彰状ももらい、喜びを表現し、席に戻ったところで審査員が集まり、

「えーー、あのーー飯田吹奏楽団 銀賞でした」

と言い直され、ステージ上でがっくり。同情します。これは審査員の不手際です。ほんとに気の毒。