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このほど、ブレーン社より吹奏楽の伝統V「神奈川大学吹奏楽部」が発売されました。大手CD店の店頭に並んでおります。これは、神奈川大学吹奏楽部の1978年より1999年のコンクール全国大会での演奏より、名演の抜粋というよりも、歴史的意義のある演奏を選んだ物のようです。 1978年と言えば、私が神奈川大学3年の時、初めて金賞を受賞した年です。 課題曲「ジュビラーテ」、 自由曲 ドビュッシー作曲 交響詩「海」より第3楽章「風と海との対話」 今、改めて聴くと、いろいろな思い出が浮かんできます。 魔の合宿 県大会後、我々は、関東大会に向け、毎年夏の合宿をしますが、3年のときは、例年とは全く様子の違うものとなりました。 一週間の合宿中、ほとんどの部員の睡眠時間は、毎日2,3時間。ものすごい練習時間となりました。合奏ではメトロノームの錘を一番上に、それを8分音符のテンポにした超倍テンポの練習、その中で、音を合わせ、音楽を表現する。 それは、厳しいと言うよりも苦しい練習でした。合奏の練習中何人もがフラフラになって倒れ(ホントの話ですよ)、日に日に皆の目が変わってきました。 「金賞を取るのは、異常なことだ。よく練習した、頑張ったでは金賞は取れない。」という先生の言葉が思い出される。 関東大会後、全国大会まで、毎日12時過ぎまで練習して、他の神大生から 「あいつら異常だ、キチガイだ」と言われ、これでやっと金賞を取る権利をもらったのかなあ、と思ったものです。 2曲を聴きながら、ひとり当時の思いにふけっております。 しかし、今の神大生とくらべると、へたですなぁ。 Legendary V final 吹奏楽の伝統 神奈川大学吹奏楽部 ブレーンBOCD-7137
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