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神奈川大学吹奏楽部第50回記念定期演奏会



50回記念定期演奏会です。サントリーホールです。

今回も、残念ながら見に行けなかったOBの皆さん、神大ブラスファンのために、今年もやります。明和テレビの神大定期実況中継です。

 

サントリーホールを携帯ナビにセットして、トポトポ地下鉄の駅から歩く。

便利な時代になったものです。知らないところでも携帯があればどこへでも行けるのです。

ホール近くに着くと、人の流れがいつもの定期より多いような気がしました。
サントリーホール入口

そしてOB会受付へ、そこはおなじみのOBの皆様です。

佐藤部長夫妻、太田夫妻、益田さん、八代さん、年賀状いただいた佐藤さん、田原会長、高橋副会長、益田さんに えーとえーとタビーちゃんの浅井さん、ジェリコの玉川さん、

遠山名誉会長に、まだまだまだ、大勢います。とにかく多い。言い忘れた人、書き足しますので、教えてください。

席につくと、尾木ママじゃなくて、同じ教育界の杉山親子。

予習しないと誰だか分からない長谷川君(現:斎藤)

真島さんも夫婦で見えてるし、小澤先生の奥様もお子様も主治医さんもいるらしい

お客様も満員です

おもむろにプログラムを見ると、これが素晴らしい。神大ブラスの歴史が証拠写真とともに年表になっていました。本田コーチが夜なべして作ってくれたのだそうです。

開演までに周りを見渡すとなぜかP席(ステージの後方でパイプオルガンとの間の席)にきれいに並ぶ学生たちがいて、整然と並ぶ姿がなぜか気になりました。



ただ、なんとなく気になる程度です。

実は、この人たちがアンコールでサプライズを演出してくれたのです。

 

暗転し両サイドから学生の入場。 拍手です。

大勢います。1曲目は90名での演奏。パイプオルガン付きです。

 

祝典前奏曲/R・シュトラウス

 

オーケストラでは140名ほどで演奏される5管編成の曲。大曲です。難しいです。

曲はパイプオルガンから始まりました。江尻さん力強いタッチで演奏。続いて大地の胎動のようなファンファーレが鳴り響く。再びオルガン。オルガンの重厚さに負けないような響きで今度はバンド。

この力強い響きは神大ブラスの強力な歴史を表現したかったのでしょうか。

中間部の易しいメロディは、なんとなくどこかの校歌の雰囲気。

90名の大所帯となるとチューニングも難しそうです。また、難曲なので、音の終わりの処理も少しバラつきます。

しかし、流れるような演奏に神大ブラスの歴史が流れ、ところどころ聴こえてくるパイプオルガンは小澤先生の部員への声援のように聴こえてくる。最後は小澤先生の声援と部員がともに力強く共鳴。

 

司会入場

いつも司会者にイチャモンつけるわたくしですが、この人だけは違うんです。

いいんです。

岩崎里衣さんです。

この方は、今演奏された曲の余韻をそのまま引き継いで次の曲へとつないでくれる。

服装も、目立つわけでもなく、地味なわけでもなく、部員たちの中に自然に溶け込んでいます。

ちないみに今回は水色膝丈のワンピース。

 

バンドのためのディベルティメント/兼田敏

 

兼田先生のことをおもいだします。

皆さんは兼田敏さんが東海地区でラジオのパーソナリティをしていたことをご存じないと思います。CBCというローカルな放送局なので聴取エリアも限られています。

私が高校生の頃なので、40年以上前。

むちゃくちゃ面白かったのです。おなかを抱えて笑うくらい楽しいんです。

クラスでもいつも話題になっていましたが、この人が作曲家とは当時、だれも知らなかったと思います。

演奏は、小味の効いた楽しいこの曲を軽快なテンポ感で表現していました。

神大の素晴らしいのは、早いテンポでもけっして滑って流れてしまうことなく、ちゃんとリズムを刻んでいくのです。

でも、まだ、チューニング甘いかな

 

指揮者は兼田敏先生と同級生の保科先生へ

保科先生、岩崎里衣さんとの掛け合いで、

「自分の曲を振るのは照れ臭い」とか

「ミッドウエストで神大を振ってくれたアルフレッド・リード氏、実はこの神大が生前最後の指揮となったんだ」などをお話しいただきました。

 

古祀/保科洋

 

保科先生元気です。いつものように、大きく手を振っての指揮ぶりです。先生暗譜です。

バレエ音楽「三角帽子」/ファリャ 保科洋編曲

 

今回は有名な第2部です。保科先生これも暗譜。

まったりとしたテンポ感をおしゃれに演出していました。かなり極端なくらいスピードの変化もつけて抑揚をつけてました。

ただ、指揮者のスピード感に部員がすこし乗り遅れ気味にも感じましたが、これも高齢の保科さんが 追いついてこない若い部員たちを叱咤してあおっているようで面白い。

「終幕の踊り」では、カスタネットも効果的でにぎにぎしく終わりました。

大拍手大声援でした。

 

休憩

松島弟くんとモッくん。松島君が、箱根駅伝で2区先導の白バイ隊は神大ブラスのOBだよ。っと写真を見せてくれました。
その写真をLINEで送ってくれと頼んでいましたが、まだもらってません。松島君。これ読んだら送ってください。(以上業務連絡)
  っと書いたところ松島君すぐに送ってくれました。
神奈川大学吹奏楽部OBの箱根駅伝先導車(2区)

ところで神大吹奏楽部のLINEを作ったのです。ここに、ほかの人に見せれないいろんな写真を今後アップいたします。
神大OBの皆様は私か田原会長か益田さんか猪爪をみつけてLINE登録してください。
今回、小澤先生のレセプションでのスピーチをアップする予定です。

あと5分で休憩終了、ここで真島さんに遭遇。

私「最近、吹奏楽オリジナル作品をオーケストラに作り直して演奏しているのを良く聴きます。真島さんの作品もオーケストラに作り直してみませんか」

真島「木野君、知らないの、とっくにやってるよ、3つのジャポニズム 東京フィルのために作り直して演奏してるよ。」

ということでさっそく調べました。

あります これです。

 

関連アドレスはこちら↓
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000001290.html

 

ゴールデンジュビリー/スーザ F・フェネル編曲

前半とはまるで違うバンドのようにチューニング修正してきました。

きれいです。さすがです。これが神大サウンドです。

特に木管高音の細かな旋律が鮮やかで美しい。

 

鳳凰が舞う 印象、京都 石庭 金閣寺 / 真島俊夫

鳳凰が羽を大きく広げて金色の風を送ってくれます。すばらしい。

石庭の部分の緊張感も素敵です。ソプラノサックスソロ グッドです。

金閣寺もクラリネットがきれいにきらびやかな美しさを表現していました。

映像が見えるような豊かな表現力でした。ブラボーです。

小澤先生 いつものように客席の真島先生を紹介。

 

交響詩「ローマの松」/レスピーギ 多分小澤先生編曲

 

おなじみのこの曲は、想像通り色彩鮮やかに演奏してくれました。左右に分かれたファンファーレ隊も頑張りました。

 

大拍手にこたえて小澤先生

「えーー疲れました。指揮者二人合わせて150歳。」と、2年前倒れたことを告白。
「こんかい
50回目、100回目のころは、私はあっちの方へ行ってますが、ちょうどこの子たちが私の年齢になるころが100回目になるんです」と感慨深げ

 

「アンコールは私の大好きな曲ばかりを勝手に並べました。人生威風堂々。最後はラーラでいいので皆さん一緒に歌ってください。」と観客におねがいしてアンコールです。


アンコール 

威風堂々第1番/エルガー

合唱付きです、演奏者の後ろに70名ほどの合唱隊。この合唱隊は今日出演してない現役とOB有志なんだそうです。

そして、この曲がサプライズだったのです。

曲の後半で合唱隊が歌いだし、次にもう一回テーマが流れた時、突然P席の人たちが立ち上がり歌いだしたのです
この演出には驚き、感動で泣けてきました。

なんと、このP席の人たち、演奏者として座っていたのでなく、ちゃんと入場料を払わされたうえに歌ってくれたのです。

この光景、そしてこの感動を ぜひ多くのOBたちに見てもらいたかった。
新年あいさつ回りでこれなかった斉木君。仕事で忙しかったカシオの猪爪。山崎夫婦や橋本、宇野、山本 行方不明の宇留間(年賀状が戻ってきた)舘脇たちにも見てほしかった。

大興奮で大拍手!

司会者の岩崎里衣さんがいいタイミングで出てきて、この感動をさらに盛り上げてくれます
歌ってくれたのは、片倉高校、大宮高校、柏高校、東海大高輪高校そのほかの全国で名だたる吹奏楽部の皆さんたちでした。
ほんとうにありがとうございました。大感謝です。

 

ここで、小澤先生がコーラス隊にいたコーチ陣を紹介しいつもの美空ひばりメドレーと星条旗よ永遠なれで大拍手のなか第50回定期演奏会が終了いたしました。

現役部員のみんな、コーチの皆様、小澤先生、保科先生、大学で吹奏楽部を支えてくれている職員の皆様。ありがとうございました。

 

さて、この後のレセプションの模様は次回です。もうすこしお待ちください。

 


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