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2024年 第72回全日本吹奏楽コンクール 大学の部

札幌です 北海道です 何年ぶりでしょうか と 私のHPを見てみると

2015年全日本吹奏楽コンクール大学の部

9年前でした 

万一の雪に備えて駅から地下道直結のホテルにチェックイン すぐに周りを徘徊すると 若い人が多い多い。私は岐阜市なので駅から自宅まで通りすがりの人は皆 年金生活者 ということがほとんどです。
なんで札幌市に若い人が集まるのでしょうか ここの1割くらい岐阜市に来てほしいものです。
そこで、ホテルの人に聞いてみると、北海道の大学は札幌市に集中してるので どうしても北海道中の若者は札幌市に集まるのです。とのことでした

さて 今回も昭和から今日に至るまで日本の学生吹奏楽界を応援する審査員の皆さんにお願いしました

田原先生
ご存知 世界中の音楽界とつながりのある先生です 世界の田原 と言われています
田原M様先生
演奏家の人間愛を大事にとらえて診査される 優しい先生です 
佐藤先生
ご存知 若大将佐藤先生 横浜の吹奏楽を楽器と不動産で支える先生です 
長島先生
若い学生さんや演奏家をこよなく愛し見守る 心優しい先生です 地震のことは自信あります
村中先生
ゴージャス豊荘から北海道の大地へ スケールの大きさは日本一 低音はこの先生
村中R先生
現役時は粒のそろった連打の心地よい打楽器奏者 今は粒がそろって輝くお米を作ってます
長島奥様先生
リード楽器を何でもこなす先生 バスクラ サックスと大活躍です
青木先生(ネット審査員)
個性あふれるTp奏者 世界の音楽家と親交があります 人に対する優しさを大切にされる音楽家です
木野先生
人生 楽して儲けることを考えて実行できない悲しい先生です なぐさめてあげましょう


1番 山口大学文化会吹奏楽部(指揮/松田和寛) ※2年ぶり11回目
 課題曲3/いにしえの時から(J.バン・デル・ロースト)

 1番というのは大変です 開場から入場まで30分しかないので 客席が落ち着きません
 しかし とても爽やかなバランスのいいサウンドで会場を包みました マーチのリズム感も軽快で木も市がいい 場所のせいかバスのリズム打ちが送れて聞こえましたが 柔らかい音色が素敵でした

 自由曲もブラスのバランスがよく 聴きやすい音量で楽しめました テンポが見事に変化していくのですが拍子感も変わるとさらによくなると思いました

勝手審査員 BBBBBBBC 勝手結果 銀賞  結果 銀賞

2番 神奈川大学吹奏楽部(指揮/甘粕宏和) ※4年連続51回目
 課題曲3/交響詩「ローマの祭り」より 十月祭、主顕祭(O.レスピーギ/甘粕宏和)

 
とても繊細です 気持ちの浮き沈みが上手く表現されてます 相当細かな部分まで音色や表現にこだわる素晴らしいマーチです フレーズとフレーズの間合いも見事。 ココっという場面は しっかり溜めて落とし込む 心憎い表現
 歌のある素敵なマーチでした

 自由曲 遠近感を感じさせてくれた課題曲に対して 自由曲は全く違う演出です 場面の変化や切りかえも見事です 中間部は多少平面的だったかな 
 最後へのテンポ設定やリズム表現も素晴らしい 
ワクワクする終盤です
 直線 爆音 の吹奏楽とは違い 曲線 マイルドな演奏 こういう方向を日本の吹奏楽は目指してほしいものです

ただ1つ 甘粕先生 さいごお辞儀長すぎかな

勝手審査員 AAAAAAAA  勝手結果 金賞  結果 銀賞


3番 東北福祉大学吹奏楽部(指揮/荒井富雄) ※4年連続15回目
課題曲3/交響曲第4番ヘ短調より 第4楽章(P.I.チャイコフスキー/加養浩幸)

しっかり裏拍を感じる気持ちいいリズムです マーチとして完璧な演奏です ドキドキしました 素晴らしい

自由曲も 軽快なリズムです とっても気持ちいい 中間のオーボエのソロも印象的です
曲に合わせてテンポの変化や 色んな場面での表現が加わると さらに素敵です
頑張って練習されてきたのがよくわかる好演でした

勝手審査員 CCCBBCBB 勝手結果 銀賞  結果 銅賞


4番 龍谷大学吹奏楽部(指揮/若林義人) ※4年連続25回目
課題曲3/吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」より Ⅰ.傲慢 Ⅲ.魂の叫び(J.マッキー)

表情豊かで素敵なマーチです しっかりと観客に伝わる歌い方も見事です 細部まで丁寧な演奏でした

自由曲も厚いサウンドで会場中に響き渡ります ただ私だけかもしれませんが もう少し音量を下げて演奏できないものでしょうか そこだけが気になるところでした

勝手審査員 ABAABBBA 勝手結果 金賞  結果 金賞


5番 北海道教育大学函館校吹奏楽団(指揮/三笠裕也) ※4年連続29回目
課題曲
2/秘儀V 〈エクリプス〉(西村朗)

龍谷大の爆発的な音量のあとだったので 音が薄く感じたのですが このくらいでいいかと思います
フレーズが切れてしまうところがあって 歌と歌の繋ぎ方に工夫があれば もっと良くなると思いました
一人一人は とても歌いこんでいて 感銘を受けました

自由曲は どっきりショー でしたね 次になにが起こるのか ドキドキ でした 全団体を通じて一番印象に残った団体です ブルーレイでもう一度みてみたい

勝手審査員 BCCCBCBB 勝手結果 銀賞  結果 銅賞


6番 立命館大学応援団吹奏楽部(指揮/金井信之) ※2年連続7回目
課題曲3/ディヴェルティメント(O.ヴェースピ)

軽快なリズムです 全員の心が合わせて1つの豊かなサウンドを作っています
相当細かいところまで気を使い演奏していて欠点が見つかりません
完璧です 見事です

自由曲も終始完璧なバランスで丁寧に丁寧に音を作っています いろんな場面が眼に浮かみます 
凄いバンドです 言うことなし

勝手審査員 AABABCBB 勝手結果 銀賞  結果 金賞


7番 創価大学パイオニア吹奏楽団(指揮/伊藤康英) ※4年連続10回目
課題曲2/地球~地上の平和~ (伊藤康英)

フレーズ間の間合いが抜群です 爆音の多い大学の部の中で とても聴きやすい音量で好感がもてました
優しく丁寧な表現 音量に感動です

自由曲 課題曲と自由曲の間が1秒くらいでしょうか 課題曲からそのままの流れで緊張感をもって自由曲に入ってきて緊張感が続きます
聴き入ることが出来ました 柔らかく優しいサウンドで日本の吹奏楽が目指すべき方向です 
音量で訴えるのではなく 音の表情の変化で 強く訴える場面 優しく奏でる場面 を表現されて好感が持てます
爆音で直線的なサウンド 極端に強弱を付ける演奏団体は見習ってほしいものです

勝手審査員 ABABAABA 勝手結果 金賞  結果 金賞


8番 富山大学吹奏楽団(指揮/建部知弘) ※4年連続14回目
課題曲4/15分の名声 ~アンディ・ウォーホルのための音楽(清水大輔)

課題曲はちょっとだけ重たいテンポ感 歌いこみが凄くて全員楽しそうです

自由曲 これも歌いこみすぎで 後ろ向きのテンポ感に感じました ただこのバンドは毎回楽しいんです
音楽の本筋はこのバンドにあると思います
中盤のソプラノサックス ソロは 一生懸命で泣けてきます
毎回感じることですが 私が一緒に演奏したいと思う唯一のバンドです

勝手審査員 BABCBABC 勝手結果 銀賞  結果 銅賞


9番 文教大学吹奏楽部(指揮/佐川聖二) ※3年連続30回目
課題曲3/交響詩「鯨と海」(阿部勇一)

課題曲 いつものことですが とても丁寧にサウンドを作り上げ メロディを歌い込んでの演奏です フレーズの
受け渡しが見事です 間合いも完璧 前へと進む音楽がきもちいい

自由曲 鯨が優しい海に包まれて自由にのびのび泳ぐ姿が目に浮かびます 映像を想像させる佐川先生
らしい豊な表現力です 

勝手審査員 AAABAABB 勝手結果 金賞  結果 金賞


10番 日本経済大学吹奏楽部(指揮/柴田裕二) ※3年連続3回目
課題曲2/フライング・ジュエルズ(J.M.デイヴィッド)

課題曲 飲み伸びとした歌が伝わってきます 次の課題としてはフレーズが着れて物語が途切れてします 

自由曲 サウンドの色変化ができると 説得力も増すのでしょうけど 一人一人の歌う気持ちがよく
伝わってきます そのメロディに合わせて伴奏も合ってくれると もっと良くなると思いました
それにしても柴田先生は凄いですね 無名の福工大を全国常連にして 今度はまたも無名の日本経済大
を全国常連にされる いつかコンサートを聴きに行きたい

勝手審査員 BBCBBBBC 勝手結果 銀賞  結果 銅賞


11番 福岡工業大学吹奏楽団(指揮/松井裕子) ※4年連続23回目
課題曲2/フラターニティー(T.ドゥルルイエル)

課題曲 とても優しい 心休まる演奏です。語り言葉まで感じる丁寧な表現が素敵です。
後半のブラスもなんと優しい歌声 最後の音色もグー

自由曲 血の滴るようなグロい表現をしてほしかったのですが 指揮者の性格でしょうか課題曲で見せた
優しさが わざわいして悪役を演じきれなかったのかな 
なので、荒っぽい表現にしたい気持ちはわかりますが 単に荒く感じてしまいました

勝手審査員 AABBAABC 勝手結果 金賞  結果 銀賞


12番 信州大学吹奏楽団(指揮/荒井弘太) ※12年ぶり2回目
課題曲3/吹奏楽のための交響詩「ワインダーク・シー」より(J.マッキー)


課題曲 丁寧に表現する気持ちが伝わってきます 一人一人の音楽感の優れているのは伝わってきます
さすが小澤征爾音楽祭の松本です あとは全体の音色を もう1つ

自由曲 これも皆さんの丁寧な気持ちがよく伝わってきます 
今回久しぶりの出演でしたが 来年も期待しています 私事ですが 毎年小澤征爾松本フェスティバル
に行ってます 素敵な音楽環境なので サイトウキネンオーケストラと交わってさらにレベルを上げて
来年も全国で待っています

勝手審査員 BBCCBABC 勝手結果 銀賞  結果 銅賞


13番 四国大学吹奏楽部(指揮/小川一彦) ※4年連続8回目
課題曲1/交響曲第1番「アークエンジェルズ」より(F.チェザリーニ)

課題曲 ほんの少しだけ リズムが滑って感じるところもありましたが バランスのいいサウンドは好感
もてます マーチをマーチとして拍子感だすのはむつかしいですよね 

自由曲 バストロ がんばってました 四国で連続出場しているバンドです 毎年よくなってますが
全体のサウンドを低音から重ねて練ってさらに来年よくなってる姿を見たいと思っています

勝手審査員 CBCBABBC 勝手結果 銀賞  結果 銅賞


14番 静岡大学吹奏楽団(指揮/三田村健) ※4年連続21回目
課題曲1/ルイ・ブルジョアの讃美歌による変奏曲(C.T.スミス)

課題曲 マーチの裏拍を感じると もっと安定すると思いました 途中 リズムが落ち着かない
思い切って気持ちよく演奏されてました

自由曲 これも気持ちよく演奏されてますが 拍子感が不安定で気持ち悪い 
音の最後の処理も荒いかな 
どちらも 気持ちよく演奏されてるのが印象的でした

勝手審査員 BACBBBBC 勝手結果 銀賞  結果 金賞


15番  東海大学吹奏楽研究会(指揮/福本信太郎) ※2年連続15回
課題曲3/交響詩「ローマの祭り」より チルチェンセス、主顕祭(O.レスピーギ/佐藤正人)

課題曲 とても軽快で気持ちいい 細かいところまで表現されてて観客に分かりやすく伝えてくれました
テンポも計算されてて ゆったり部分 軽快部分 極端に変化させてるのですが いやらしくなく自然に
入ってきます ハッピーなマーチでした

自由曲 大胆で繊細 とはこのことでしょうか とても急所を突いた表現に対局の細かなテンポ設定 
完璧です

勝手審査員 ABAAABAA 勝手結果 金賞  結果 金賞