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1つ前です

2022 全日本吹奏楽コンクール 大学の部

いやあ 待ちました3年間

2020年 コロナで中止

2021年 無観客(関係者のみ)開催

そして 今年 やっと普通に客席で見ることができました

長島さんチケットありがとうございます 七五三のお孫さん おめでとうございます

 


小倉です オグラではありません小倉(こくら)です。小倉に来たのは人生はじめて なんと駅からモノレールが出ていました

仲見世も賑やかで岐阜の柳ヶ瀬とは大違いです

岐阜の柳ヶ瀬は あまりに閉店も多く暗いので 最近 お化け屋敷合コンと言うのがあるのです 男女複数人が集まって カップルになって 閉店になった歓楽街のビルの中に入るんです そうすると、劇団員ふんするお化けで出てきて 

 

キャーー 怖いーーー!!!


 
という恐怖感から     が生まれるのです

おめでとうございます 岐阜市の少子化対策 頑張っています!

 

さてコンクールです



生さんにとっては コロナで練習時間も限られ 蜜 がどうのこうのと言われ、合奏するのもたいへんだったことでしょう。
苦労の多いこの
3年間 よくぞ全国まで来てくれました

 

さあ! 開催です

 会場では審査員の紹介が行われています では こちらも勝手審査員の紹介をいたします

今回は豪華絢爛! 歴代の学生指揮者が集まりました

 田原先生 1973年指揮者

世界を股にかけて飛び回る 佐渡裕氏のゴルフ仲間 ワイン通 フランス通 なにしろ国際的な美的感覚の持ち主 神大吹奏楽部OBゴルフ会 神奈川県代表

奥様先生 

人を見る目が肥えています 指揮者の人格性格を見通して音楽を評価いたします。ご自身の受けた医療ミスにもめげつに審査いたします

谷ロ先生 1974年指揮者

日本人の作品が少なかった時代の指揮者です。当時の神大伝統である日本初演の自由曲を探した結果が アレキーノ です

ちなみに私は コレキーノ(わかる人だけで結構です

木野先生 1979年学生指揮者

神大吹奏楽部OBゴルフ会 岐阜県代表(参加者1名) 管楽器だけでなく弦楽器(シャミセン)も現役時代の麻雀で凄みを見せる

ネット審査

佐藤先生 歴史に残る名部長

神大ブラスの永遠の若大将です 君といつまでも の似合う紳士。「僕は死ぬまで君を離さないぞ、いいだろー」と言われたい女性多し

いつものように勝手審査員は絶対評価です 正規審査が相対評価なので基準の違う評価となります


コンクール


 
番 富山大学吹奏楽団(指揮/建部知宏)12回目

課題曲3/交響曲第5番より 第4楽章(D.ショスタコーヴィチ/上埜孝)

 

指揮者は建部先生 私が現役の頃、駒澤大学で上埜先生の下、鮮やかなサックスソロを聴かせてくれた人です 大吹連(大学吹奏楽連盟)ではお世話になりました

 課題曲

心を込めて歌ってくれます。歌う気持ちが強くて、それがリズムを重くする場面がほんの少しありました。朗々とした歌い方がこのバンドのいいところでもあります。少しだけ拍子感を意識するとさらにドラマチックになることでしょう

 自由曲

建部先生恩師のアレンジです。思い入れもあることでしょう。自由曲も歌う気持ちが大きくて歌に集中するあまりリズムの不安定な部分がほんの少し見えるところがありました。トランペットのソロが美しく音楽を引き締めました

 

音楽の楽しさの伝わる素晴らしい演奏を ありがとうございました。


 勝手審査員 CCBCC  勝手結果 銅賞 正規結果 銅賞

 
2番 東北福祉大学吹奏楽部(指揮/荒井富雄) 13回目

課題曲2/交響曲第5番より 第4楽章(D.ショスタコーヴィチ/上埜孝)

 

 課題曲

軽快なリズムで気持ちを楽しくさせてくれました、ほんの少しだけリズムが前に行きすぎるところがありリズムが滑っているようにも聴こえましたが、青空に希望の耀く気持ちのいいマーチでした

  自由曲

富山大と同じ上埜孝先生アレンジです。ダイナミックで感動的に作り上げられた自由曲、とても素晴らしかったです。楽器編成的に金管に対して木管の人数が少なすぎて、全体的なサウンドの幅が広がりにくくなってます。木管部員が増えたら、今よりもっと素敵な表情が出てくることでしょう。

 歌い込まれた感動的な音楽を ありがとうございました。

 
勝手審査員 
BBBBC 勝手結果 銅賞 正規結果 銀賞

 

3番 日本経済大学吹奏楽部(指揮/柴田裕二) 初出場

課題曲3/「トリトン」より(長生淳)

 

柴田先生は福岡工業大学を以前全国まで引き上げた育ての天才。今回も新たな大学を全国に連れてきてくれました

福岡工業大の初出場の時 たった25人で九州地区を勝ち上がり 柔らかくみずみずしいサウンドだったことを今でも覚えています

 課題曲

しっかりと語ってくれる1つの物語を見せてくれました。音の広がる場面はドキドキするしました。感動的演奏です

 自由曲

長生作品、大好きなんですけど とても難しい。繊細に編まれた絹糸の艶やかなところ整然としたところ、もつれて解けないところ それが魔法のように解けこの上もない幸せな気持ちを感じる場面

これを完璧に演奏し表現するのはとても難しい

深い表現力の問われる難しい作品です

 
内面的な表現を要求される難しい作品に挑戦してくれて ありがとうございました

 
勝手審査員 
CBBCB 勝手結果 銀賞 正規結果 銀賞

 


4
番 愛知教育大学吹奏楽団(指揮/小松孝文) 6回目

課題曲2/復興(保科洋)

 

ディレクターズバンドの小松先生 このバンドから育ったプレーヤーも数多くおられます。

私の親友 照代姐さん(芸者ではありませんSaxです)もこのバンド出身です

 課題曲

シンフォニックな響きが素晴らしい。しっかりテンポを刻む模範のようなマーチです

明るい気持ちで青空の下 散歩したくなりました

クレッシェンドもデクレッシェンドも綺麗に整える洗練されたバンドです

 自由曲

復興への苦しみ、難しさが良く表現でき感動的な演奏でした。

来年までに個人の力量をあとちょっとプラスして また演奏を聴かせてください

 心の伝わる素晴らしい演奏 ありがとうございました

 

勝手審査員 CCBBB 勝手結果 銀賞 正規結果 銅賞

 


5
番 文教大学吹奏楽部(指揮/佐川聖二) 28回目

課題曲3/リベラシオン(天野正道)

 

 課題曲

非常に細かいところまで目配せしていて隙のない完璧な演奏です。大きなドラマを見た気持ちです。テンポ設定 歌い方 拍子の深さ重さ サウンド 全て素晴らしい。吹奏楽でこれだけの表現ができるのは佐川先生だけです

 自由曲

佐川先生と同じ秋田県出身の天野正道作品です。

課題曲同様 抜群の表現力 場面に合わせたサウンド 変化がしっかり見えます。節目節目を締める打楽器の響きが素晴らしい

マリンバソロからの情緒的な場面 ドキドキ うっとりです

終盤はものすごいスピードで景色が変化します 迫ってきます。怖くて怖くて必死に逃げます 危ない、走っても追いつかれそうです、ずっと向こうには微かな光が、その光に向かって走る。走る。あと少しだ、でももう足が動かない、よろけながら這いずりながら逃げる もうだめだ!と そこに眩しいほどの光が当たった。甘く優しいサックスのメロディです

広い広い青空 大丈夫、ここは安全な場所です。ここなら大丈夫だ。ここに住もう、ここに家を建てよう みんなを呼ぼう!幸せな国を作ろう!

と勝手に発展し感動する私でした

 
毎回のことですが ハラハラドキドキする音楽ドラマ ありがとうございました

 

勝手審査員 AABAA 勝手結果 金賞 正規結果 金賞



6
番 龍谷大学吹奏楽部(指揮/若林義人) 23回目

課題曲5/アスファルト・カクテル(J.マッキー)

 

ブルーの爽やかな衣装で登場

 課題曲

相変わらず大音量です 全てがフォルテ以上という迫力サウンド。ボリュームを半分くらいにしていただけるとデリケートな耳の人にも優しいのですが、こういうのを望む吹奏楽ファンも多いのも事実です。打楽器も痛いくらいのキレの良さです

打撃音、破裂音、響きまくりの大迫力サウンドでした

 自由曲

イケイケドンドンの自由曲です 直線的にヤリや大砲が客席にバンバン飛んできます。避けながら聴くのがスポーツ的でした。全てフォルテ以上。おもしろさてんこ盛りの演奏でお客さま大喜びで大拍手!

 
大迫力サウンドを ありがとうございました

 
勝手審査員 ACABA 勝手結果 金賞 正規結果 金賞

 


7
番 四国大学吹奏楽部(指揮/小川一彦) 6回目

課題曲1/クロスファイア・ノヴェンバー22(樽屋雅徳)

 
四国は長い間 全国大会への推薦団体がなく 空白地域だったのですが このところ四国大学が頑張ってくれます。

 課題曲

サウンドが年々上昇してきています リズムの感じ方も気持ちよく 音の最後の処理も丁寧で好感の持てる演奏でした クラリネットが増えるといいですね

 自由曲

この曲を聴いて懐かしい気持ちになりました グレゴリオ聖歌 学生の頃 関西学院大学のこの原曲を聴いて重低音の上に積み上げて三角形のバランスを保つ関学サウンド。

そのテーマが変化展開していく曲です 馴染みのある曲が登場するので物語として語りやすい曲ですが、そういう曲を演奏するのは難しいのでしょうね

分かりやすい曲を分かりやすく演奏するのは 0−7でスペインに負けたコスタリカに勝つことのようにサムライジャパンには厳しかった!

 
頑張って四国から全国に来てくれました 来年も楽しみです ありがとうございました

 

勝手審査員 CBBCC 勝手結果 銅賞 正規結果 銅賞

 

 
  休憩


8番 山口大学文化会吹奏楽部(指揮/松田和寛) 10回目

課題曲4/歌劇「トゥーランドット」より(G.プッチーニ/後藤洋)

  課題曲

毎年シンフォニックな響きを聴かせてくれる山口大。ゆったりとたっぷりとメロディを歌い上げてくれました メロディラインのピッコロの乗り方が気持ちいいい

マーチとしてリズムの刻みが安定すれば さらに良くなることでしょう

 自由曲

自然な歌い方で好感が持てます ただプッチーニファンとすれば もっと心の底から歌い上げていただければと思う私です

最後への作り方も真面目で好感持てます もう少しだけ揺れ感があるといいのですが、吹奏楽で、そういうことができるのは佐川さんだけかな

終始歌が流れる素敵な演奏でした

 
歌が聴こえる素敵な演奏を ありがとうございました

 

勝手審査員 BABCC 勝手結果 銀賞 正規結果 銀賞

 


9
番 福岡工業大学吹奏楽団(指揮/松井裕子) 21回目

課題曲5/宇宙の音楽(P.スパーク)


 白いブレザーが爽やかです

 課題曲

譜面を正確に丁寧に演奏されてます。打撃音も強烈すぎず好感が持てます。

観客へのアピールが難しい課題曲でしたね、でも頑張ってくれました

 自由曲

丁寧に練習されたのがよく伝わります。ドラマチックなこの曲の各場面の変化が あと少しできれば最高です

 

丁寧な歌い込みが気持ちよかったです ありがとうございました

 

勝手審査員 ABBCB 勝手結果 銀賞 正規結果 銀賞


 
10
番 神奈川大学吹奏楽部(指揮/小澤俊朗) 49回目

課題曲5/ピース、ピースと鳥たちは歌う(伊藤康英)

 

以前も明和てれびで放送しましたが、トップアマと言われるゴルファーに阪田哲男という人がいます。その人が常に訴えるのは


「打つ前にミスをするな」


目標の設定は正しいか、その目標に対して正しくセットアップされているか、姿勢は正しいか。

アドレスがしっかりしていれば曲がらないで飛ぶ。乗せることができる。ミスは構えた時から始まっている。

 

神大の演奏前の姿を見ると いつもこの言葉を思い出すんです みんながきっちり客席に正体してるので大きく堂々と見えます 椅子に座る姿勢 顔の角度 いい音が聴こえる予感がします

 課題曲

この課題曲で他の団体は、破裂するようなフォルテに打撃音の連続で迫力を無理やり出していますが、この団体には一切耳を痛くするような音はありません 大きな音を出さなくても緊張感、恐怖感を感じさせてくれます すごい迫力です。最後のピッコロからタンバリンへの 間 が素敵です

この複雑な課題曲をもう一度聴きたいと思ったのは初めてでした

  自由曲

Obソロから始まりTbソロです パブロ・カザロス 鳥の歌のテーマです。

やるせない空気が会場を包みます。どうしてロシアは攻めてくるのか、直近まで外交で話し合ってた仲じゃないか。同じロシア語だよ、


プーチン聞いてるのか!


もやもやします 納得できません。こうなったら挫けずに戦うのみ 最後の1人になるまで戦うぞ! 

その強い意志に天は力を与える。世界中から戦う武器が送られ、国民一丸となってロシアに立ち向かう。ウクライナの人々に何度も汚い攻撃を続けるロシア。そのプーチンに鉄槌が落ちた。勝てる 勝てるぞ、鳥たちがピース、ピースと世界に告げる。泥沼の苦しい戦いであったがウクライナの人々にやっと平和が戻ってきた(このへんずーと私の妄想です)。そして最後の勝利の場面 小澤先生がこぶしを振るわせ力を込めて振り下ろす

平和への強い気持ちをホール全体に響かせました!


素晴らしい!


そういえば全国大会、小澤先生が振ってくれるのか心配してました。例年  県大会はコーチが振り、東関東大会から小澤先生が振るというパターン。しかし今年は東関東大会も小澤先生ではなく、ワルシャワ吹奏楽指揮者コンクールで優勝した甘粕さんでした。

小澤先生体調はどうなんやろ、全国大会振れないのやろか と心配してましたが 最終場面の力強い背中を見て安心しました。

ドキドキ ハラハラ の物語でした

 

感動してトリハダが立ちました 鳥だけに・・・ ありがとうございました。

 

勝手審査員 AAAAA 勝手結果 金賞 正規結果 金賞

 


11
番 創価大学パイオニア吹奏楽団(指揮/伊藤康英) 8回目

課題曲3/コラール前奏曲「おお、人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」による幻想曲(伊藤康英)

 

神大が演奏する ご自身の作品を舞台袖で見てからの これまたご自身の曲

 課題曲

フレーズ、フレーズの仕切りキッチリで各パートがしっかりと語ります。とても優しく柔らかい響きで気持ちいい。音を最後までちゃんと伸ばすので余韻も綺麗 途中少しだけリットしたところが作曲家伊藤先生らしいうっとりする表現です。

絹の帯がゆるりと風になびくような不思議な美しさ

最後のテンポ設定もゆったりたっぷりで、朗々と歌い上げる嬉しい演奏でした

 自由曲

課題曲が終わって1秒後に すぐに自由曲スタート

初めて聴く曲です。

木管のコラールに打楽器が不安な要素を入れてきます

そしてすぐ激しく展開していきました。

激しいテンポからブラスファンファーレ 畳み掛けるようなブラスと打楽器。細かくテンポが変わります。パイプオルガンのような響きが心地よい。

後半から再びコラール風のテーマをしっとりと響かせて歌っています。

最後の打楽器連打の意図が私にはよくわからなかったのですが そのうちどなたか教えてください

他の団体とは違う終始柔らかいサウンドで優しい気持ちになれる演奏でした。

 

しっとりとした優しいサウンドを ありがとうございました

 

勝手審査員 BCBBA 勝手結果 銀賞 正規結果 金賞


 


12番 北海道教育大学函館校吹奏楽団(指揮/三笠裕也) 27回目

課題曲3/秘儀VIII 〈地響天籟〉(西村朗)

 

 課題曲

ひとりひとりが素敵に歌い上げてます。できれば伴奏パートは主旋律を盛り立てるような音量と吹き方を あと少し考えると旋律パートはもっと引き立つことでしょう 拍子感が重く止まってしまうのではと不安になる場面がほんの少し見えましたが、これは歌い込んだという結果なのでしょうね

 自由曲

秘儀ってこんなに多くあったのですね

テヘロンチーノだったかな 数年前に課題曲になってましたね、とても面白い曲でした

組曲「惑星」かと思うような出だし、そのあとはこの世ではない別世界の動きが見える不思議な曲です。

能のように床を水平移動する無拍子間が出た方が緊迫感増したのではと勝手に思う私の感想です

表現力を問われる難しい曲ですね

 

不思議な空気感を感じさせる素晴らしい演奏を ありがとうございました。

 

勝手審査員 CBBCC 手結果 銅賞 正規結果 銀賞

 


13
番 静岡大学吹奏楽団(指揮/三田村健) 18回目

課題曲3/いにしえの時から(J.ヴァン・デル・ロースト)

 

 課題曲

柔らかい優しさ溢れるファンファーレから始まりました。この曲はいろんな場面があるので拍子感を出すのも難しそうですね リズムが重く感じる部分も少し気になりましたが全員が心を込めて歌ってくれてるのがすごく伝わるいい演奏でした


 自由曲

これも優しい響きです。各人の歌い込みが気持ちいい サウンドも素敵です。Tbも柔らかい響きのコラールに感動しました

途中激しく展開されたところのTbは圧巻です 素晴らしい。

個々のプレーヤーも素敵です。

 

優しい歌いかたが素敵でした ありがとうございました

 

勝手審査員 ABBBB 勝手結果 銀賞 正規結果 銀賞

 


冒頭も書きましたが昨年同様、コロナで練習時間をとるのも苦労の多いことだったと思います。それを乗り越えて吹奏楽の楽しさを伝えてくれた全団体にブラボーといいたい


ありがとうございました。

 

発表も終わり会場の外 神大の現役学生がいました

 

「鳥だけに トリハダ 立ちました!」

 

とシャレて言ったのですが

全く無反応だったのです コーチの皆様 こういうところも音楽的に教育してほしいものです

 

さーて勝手審査員の打ち上げはもつ鍋です!