第54回神奈川大学吹奏楽部定期演奏会2019
えーー
今回は 東京芸術劇場です ここでの定期演奏会は2年ぶり
前回は 真島俊夫メモリアルとの同時開催 お昼から夜まで ながーく 楽しめました。
会場は寒波にもかかわらず満員。来ていただいた皆様に感謝するとともに、当日 来れなかったOBや神大ブラスファンの皆様にむけて 明和テレビ
中継いたします。
真島俊夫メモリアル 第52回定期演奏会はこちら↓
http://www.meiwa.tv/2017jindaiteiki.html
開場時間前にもかかわらず OBの皆様 きていました。
佐藤(部長)さん八代さん 太田さん 長島さん
青木さんは 可愛いお嬢さんと一緒でした。
浅井さんは 「ジェリコ」と「海」を演奏すると聞き 仕事を午前中にかたずけての来場です
田原会長世代の皆様も、寒中見舞いいただいた佐藤さんも
三橋くんもいます。
へいちゃんと えーと その隣にいるレディが 分かりません
「木野さん」と言ってくれたのですが、えーと えーと うーん
ヒントは?に対して ーホルン 途中でやめた ー
うーん
あ(ピカ!) すみれ さんかな
おーー! 40年以上ぶりです
元気そうな笑顔が やっと昔の思い出と重なってきました。
良くきてくれました とても嬉しいです!
予鈴が終わり 演奏者が入場 おや ステージ 横の2階席には 赤 と
青 のブレザー姿の若者達が 楽器を構えてます。
上手側(客席からステージを見て左手)は赤のブレザー 下手側は 青のブレザー
祝典序曲/ドミトリ・ショスタコーヴィチ
柔らかいタンギングのファンファーレです
そのあとの木管が美しい。艶やかな木管群は神大の強みです
少し遅めのテンポでのスタートでしたが、この辺りでジワジワ修正
ホルンとトロンボーンの小気味いいリズム
そしてトロンボーンのテヌートからクライマックス
2階席のファンファーレ隊が演奏に加わり大迫力でキラキラのフォルテッシモ!
華々しくホールを響かせ感動のスタートです
司会は 私の お気に入り岩崎里衣さんです。うちの父と同じ9月8日の誕生日(もちろん生まれ年は 全然違います)
この人の司会は 演奏の雰囲気を とても大切に 思ってくれ、その空気感を壊さず 溶け込みながら 曲と曲とを繋いでくれます。
岩崎里衣さん 2階席 でファンファーレしてくれた 人たちを 紹介
下手側 東京都立片倉高校吹奏楽部の皆様
上手側 東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部の皆様
岩崎さんが 神大の歴史 吹奏楽部の歴史を紹介
いつもは ここで箱根駅伝の話になるのですが、さすがに今回は スルーでした
小澤先生
吹奏楽発祥150年について、明治2年 薩摩藩が英国式軍楽隊を取り入れたのが始まり、その年の7月に楽器が入って9月にもう演奏する。きっとどこかの大学と同じ猛練習だったと思われる。
といってステージ上の学生がクスクス
次の3曲は吹奏楽の歴史を追っての選曲
儀礼曲「君が代」/ジョン・ウイリアム・フェントン
今の君が代と全然違うが 確かに君が代っぽい曲 讃美歌っぽい1分くらいの曲でした
見よ、勇者は帰りぬ/ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル
海軍兵学校のテーマ曲、表彰式によく演奏される セゴドンのドラマでは総攻撃の前に西郷さんをたたえる意味で政府軍が西郷さんにむけて演奏されていたとのこと。これも1分くらいの曲 編曲はスーザ研究科の神大教師の
行進曲「大日本」/斎藤丑松
第一回吹奏楽コンクールの課題曲。紀元2600年を記念して作られたらしい。ドイツっぽい2拍子の気分昂揚するマーチ
行進曲「大空」/須磨洋翔
戦後再開されたコンクール大学の部の最初の課題曲。現在でも陸上自衛隊で良く演奏される。4と違って和音の構成も洗練されてきて、さわやかな響きです
さて、前半のハイライト 私たちが初めて金賞をいただいた ジュビラーテ と海 です
小澤先生、当時の私たちに頼まれて、本当は その年1回だけ振るつもりだったけど、ずーと40年も振り続け、「ミイラ取りがミイラになった」と語る
この辺のところを 先生の近くで立ち会えた私は幸せです
ジュビラーテ/ロバート・ジェイガー
この曲の最初の部分 しっかりと拍子を刻めず前のめりになり それを正すために何回も何回もメトロノームで練習したことを思い出します。
中盤の3拍子も どれだけ叱られたことでしょうか
「3拍子は頭で数えるんじゃなく 体で感じるんだ」
という先生の言葉を40年以上たっても覚えています。
今の子はこんな苦労 しなくても出来ちゃうんでしょうね
後半、フルートのリズムを刻むところに歌詞をつけて
「こっれで金賞、タッタカタッタ、こっれで金賞」
と歌ったことも思い出されました。
3つの交響的素描「海」より第3楽章「風と海との対話」/クロード・ドビュッシー
暗い闇の中から始まる海というドラマの雰囲気が良く出ています
コンクール本番の時より いいように思いましたた
トランペットのソロも素晴らしく
そこから動き出す波の雰囲気 波が岩にぶつかる場面
コンクールではカットされてた 中盤の静かなところも滑らかです
実は我々の時、たぶん小澤先生 この部分 コンクールで演奏したかったんだと思います。でも当時の我々の実力では この場面の
しんみりとした空気感が出せなく 止むを得ずカットしたんです。
当然 今の部員は なんなく表現できてしまうんです。 立派です。
そのあとのオーボエ フルートのメロディ。これも艶やかなに美しく演奏してくれます。
おおきくやさしく我々を優しく包み込むよう波の部分も うっとり。
最後のサウンドも 感動的なサウンドです
気持ちいいー
過去のコンクール 演奏会 CD録音 すべての中で 一番いい演奏だったと感じました。
是非5月ごろ発売されるCD で聴いてみてください
休憩
もっくんが CD売り場で 「校歌」を探している様子
神大の校歌を真島先輩がアレンジして シンフォニックなサウンドに響く曲に作り変えてくれたんですが そのCD は売ってなかったのです。
実は 私 10年くらい前ヤフオクで
そのCDを見つけ 千円で購入してたのです。
シンフォニエッタ
ファンファーレ隊はステージ一番後ろで立っての演奏です
最初のファンファーレ 想像したよりも 早めのテンポで始まりました
ファンファーレ隊のテノールチューバはさすがに無いようで ユーフォニアムに置き換えてます
ファンファーレ隊 ウイキペディアによると
トランペットC管9 バストランペット2 テノールチューバ2
とありますが 自信ありませんが トランペットはC管じゃないようなきがします
バストランペットは トロンボーンに置き換えて
テノールチューバは ユーホ という具合かな。違ってたら教えてください。
ブラス隊が きらびやかに最後まで大活躍の曲でしたが 木管のなめらかなサウンドもすばらしかった。
この曲は難曲のはずですが、楽勝に演奏する後輩たちに脱帽です
巴里の幻影/真島俊夫
真島さんが この曲について ガーシュインの「パリのアメリカ人」風の感じで「パリの日本人」つまりパリの真島先輩 という曲、といわれていたのを思い出します。
パリの街並みをキョロキョロ見渡しながら歩くと大きな凱旋門 そこを通り抜ける車、
足早に歩くパリっ子
この街に起こった歴史 築き上げた人々 ここに住んで作品を作り上げた偉大な作曲家たちを思いやる
真島先輩が モンマルトルあたりで ワインを飲み、眼に映る 景色を この曲を通して皆様と一緒にみることができました
拍手に答えて 小澤先生
「皆さん カステラ好きですか?
カステラ1番 電話は2番 3時のおやつは 〇〇 言ってはいけません」
といってCMになるので文明堂の名前はいわずに アンコール曲
オッフェンバッハの天国と地獄
これで終わりますけど 4年生や年配の人に これをやらないとしかられる と言って
美空ひばりメドレー
最後は いつもの
星条旗よ永遠なれ
涙を浮かべてくれてるお客さんも見えました。帰りの皆様の満足そうな表情を見てOB としても幸せでした。
寒い中 来場くださった皆様 ありがとうございました。