2017 第65回全日本吹奏楽コンクール大学の部

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 月日の経つのは早いものです。2017年もあと2ヶ月 私も現役を離れて40年です

あの頃君は若かった そして 私も若かった 

えーー  まったく意味ありません。

ということで 今年も仕事や家庭や チケットが数分で完売したため倉敷に来れなかったファンのために 明和テレビ 実況中継をいたします。

がんばります!

 最初に言っておきますが ここで書くことは フィクションと思ってください。たまに個人名や団体名をほんの少しだけ 非難する言葉があっても フィクションです フィクションなんです でも、讃えてる言葉は本物です。

倉敷市は岡山から更に電車で25分

なんでこんな不便なところで全国やるんだよ、吹連は何を考えているんだ、もっと利便性の良いところでやってほしい(フィクションです)

しかし、その考えは間違ってました。吹連さんは正しい(ノンフィクションです)。倉敷駅から会場までの道並み これが素敵なんです。タイムマシンで江戸時代に戻ったような不思議な空間なんです。映画のロケ現場のような街並みが長く長く そして広く続くんです。

もう一度 観光で来てみたいと思った次第です。
連盟が倉敷市を全国大会に選んだのは正解だ! (もちろんノンフィクションです)

ただかわいそうなのは今年の全国大会。先週の中学高校も 今回の大学一般も 台風がきた事です。
2週連続土日に台風がくる こんなことは記憶にありません。参加する団体も、運営する吹連もご苦労が多かったことと思います。

 今回 運営面でお願いしたいことができました。

 この雨の中 開場の1時間前からファンが並んでいます。2時には長蛇の列。

  

運営面で 何か意図があったのだとは思いますが今回楽器運びを裏側にある楽屋口ではなく、入場者と同じ正面入口から楽器を搬入してました。運搬するトラックを正面玄関に横ずけしてたのです。荷台をすべて入口の屋根の下に入れば楽器も濡れずに運ぶことができます。

でも、そこには開場を待つ長蛇の列があるため、屋根の下に入れず横付けなので、楽器を搬入する際 濡れてしまうのです。雨の中 楽器を積み下ろし、その後 長蛇の列を通り抜けなければなりません。大きな楽器を搬入するので ファンと楽器運びが交錯し ぶつからないかと心配でした。現に時々シンバルを落とす音が聞こえてきました。
台風か来ることわかっていたのですから 濡れないように 傷つかないようにと連盟の配慮や工夫が欲しかったと思った次第です。

出演者は やっと全国大会に来れたのです。それでなくても本番に対する精神的にも肉体的にもプレッシャーのかかるもの。 余計な気遣い 気疲れを させたくないのがファンの思いです。

濡れないようにブルーシートを使うとか 開場時間を早めて長蛇の列を早めにさばくとか 是非次回はこのような気の毒なことのないようお願いしたい。と思った次第です。

思い起こせば 宇都宮の全国大会 ここは作新学院の生徒さんが頑張って心遣いしてくれ気持ちよく楽しめました。 きっと出場する団体の皆様も負担が少なかったのではないでしょうか

昨年の金沢も よかったです ここでは遊学館の生徒さんが細部まで気遣いをしてくれ優しい気持ちで1日を過ごすことができました。座席表もわかりやくす大きな字で各ポイントに張り出してくれ 老眼のわたしにはものすごく嬉しかった。

いい運営をしてくれた支部は ファンの心にずっと残ります。 

さて、会場に入り いつものように朝日新聞ブースに立ち寄り 着席です。

わたしの席は 審査員席の2列後ろの左側です。良い席です

それにしても 台風の中 開場から20分で開演というのは いかがなものでしょうか 今回は5分前倒しで開場しましたが せめて2時50分開演ならば2時丁度の開場にしてもらいたい。
パンフレット買ったりバッチ買ったり朝日新聞よったりブルーレイ予約したりと結構忙しいのです。色々理由のあることでしょうが ファン重視の改善を期待します。

 司会者が登場し開会宣言と審査員の紹介です。

では、私たちも歴々たる勝手審査員の先生方を紹介いたします。
先生方はすでに明和テレビではおなじみです。今回は どんな学生時代だったのかを皆様にご紹介いたします。

田原先生 クラリネット  指揮者
マーラー5番というオーケストラ大編成の曲があります。もう一度言います。オーケストラの大編成です。大編成の吹奏楽団ですら演奏することは困難です。
この曲を当時人数の多くなかった神奈川大学吹奏楽部のために編曲して やり遂げてしまったの人です。
「そんなん無理だよ」と反抗する部員はいなかったのでしょうか、なんでもやり遂げてしまう心の強い指揮で部員を引っ張っていかれました。

佐藤先生 ホルン 部長
神奈川大学吹奏楽部を変えたのは この人です。佐藤先生がいたから金賞を頂けるバンドになったと思っています。
佐藤先生が部長になり神奈川大学吹奏楽部は おおきく方向を変えていきました。
先生は全国を回り金賞受賞バンドを研究し、金賞をいただけるための強い組織に変え、強い指導者を迎え、大きな目標に向かって大胆に変革し実行された先生です。私も多くのことを学び私の人生も変革されました。

長島先生 バリトンサックス 副部長 ドラムメジャー
カッコいい初代ドラムメジャーであり、愛の副部長。
思い出すのは福永橋本事件。優しい副部長の見せた愛の溢れる激励に緩んでいた私たちの体は雷が直撃したような強い衝撃で目を覚ましたのです。私たちはぐっと気持ちが引き締まり 初めての金賞受賞を得ることができました。

木野先生 ファゴットなど 指揮者
クレイジーキャッツの谷啓に憧れ 中学高校とトロンボーンを演奏するも大学ではステージで前列に座りたいためだけにファゴットに変わった本番中心に考える人物。
意外に目立ちたがり屋さんでした。

さて本番です

1:北陸代表 富山大学吹奏楽団/指揮:建部智弘
課題曲U 自由曲:風伯の乱舞/作曲:石毛里佳

おおきく振りかぶって建部氏 指揮棒を振り下ろしてコンクールのスタートです。さあ、始まるぞ!という気持ちを込めての一振りでした。
総勢50名ほどのなか男性は10名ほど、私たちの時代と違って今は女性中心です。
生き生きとしたマーチに仕上げました。 一つ一つの音の処理がよく 軽快に進んで行きます。スネアが あとほんの少しハッキリと刻んでくれると さらに気持ちよくなったかな。
自由曲は 全体の構図をしっかり掴んだ演奏でした。できれば各ソリストの音色 歌心 が更に進んでいくと 感動が増していたことと思います。

指揮者を中心に音楽を楽しんでいる様子の伺える気持ちいい演奏でした。

全体のサウンドが向上ができれば もっと楽しさが伝わってくることと思いました。


勝手審査員 田:B 佐:C 長:B 木:C  勝手審査員評価:銅賞 審査結果:銅賞

 

2:東京代表 立正大学吹奏楽部/指揮:佐藤正人
課題曲V 自由曲:竹取物語より/作曲:三善晃 編曲:天野正道

中音が多いせいかホワホワしていてメロディや大切な音の輪郭を少し邪魔しているように思いました。その中音の音量にクラリネットが負けないように頑張るためクラの本来の音より少し硬く聴こえてきたように思いました。
この課題曲は 透明度のあるサウンドにしないと表現が難しいですね
平坦にテンポを刻むところと立体的なところの差が表現できれば もっと魅力的に感じたことと思います。

自由曲は中間のピッコロソロ 頑張ってくれましたが もっと危機感迫る迫力がでれば物語の性格が深くなるように感じました。
後半不協和音でリズムを刻む場面、鋭く冷たいナイフで切り刻むような演奏ができるともっと感動したことと思います。

それにしても期待の持てる いいバンドでした。来年の進化を見てみたい。

勝手審査員 田:C 佐:B 長:B 木:C 勝手審査員評価 銅賞 審査結果:銀賞


3:東海代表 静岡大学吹奏楽団/指揮:三田村健
課題曲X 自由曲:オルガン交響曲第4番ト短調 作品32/作曲:L・ヴィエルヌ 編曲:田村文生


ここは、いつも並び方が綺麗で良い音の聴こえる予感をさせてくれます。
実際にサウンドも綺麗で 軽快感もあり楽しい課題曲に作り上げてくれました。
あとは、音が強い 弱いだけでなくフォルテにもいろいろ ピアノにもいろいろ と多様な表現力ができると益々いい団体になっていくことと思いました。

自由曲はフレーズの最後音をもう少し余韻を持たせて次のパートに引き継ぎしていければ音楽が繋がっていくと思いました。また疲れてきたのか 終盤トロンボーンのスタンドプレーあたりからピッチがずれて今までの素敵なサウンドが少し崩れてきた場面もあったように感じました。

それにしても この大学を今まで聴いてきた中で 今回一番 良い音だったと感じました。次回ますます期待できます。

勝手審査員 田:B 佐:C 長:B 木:B 勝手審査員評価:銀賞 審査結果:銀賞

4:西関西代表 文教大学吹奏楽部/指揮:佐川聖二
課題曲T 自由曲:幽遠の譜/作曲:鈴木英史

佐川先生のラメが照明に照らされて美しい。

優秀なバンドは入場の仕方から綺麗で いい音楽が聴ける期待感が増してきます

課題曲 まろやかな柔らかい音です。音もリズムも楽しく 聴いていて嬉しくなります。

こういう楽しいマーチは佐川さんの得意技ですね。2005年この大学のストリートパフォーマンスマーチ。あの時も立体感のある気持ちいい演奏で大道芸人が踊っている姿が目に浮かぶワクワクする楽しい演奏でした。今回も音楽が加速度的にぐるぐる回転していて すごくオシャレに表現していてウキウキするような幸福感を与えてくれました。フォルテのあと 極端にピアノを小さくして聴衆を引きこむ演出が素敵でした 

自由曲も音が綺麗で気持ちいい

各ソロも言いたいことをはっきりと伝わる歌い方 それを支える伴奏もソロの訴えがちゃんと伝わるように支えてます。

全員の歌う姿が美しく うっとりと聴き入ってしまいました。最後も体がブルブルと震えてくる 緊迫感ある表現

ドラマチックな音楽で感激しました。  素晴らしいです

キラキラひかる佐川さんのドレスが なばなの里のイルミネーションのように美しい
なばなの里はこちら↓
http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html/

気持ちのいい時間が過ごせました。

勝手審査員 田:A 佐:A 長:A 木:A 勝手審査員評価:金賞 審査結果:金賞


5:東関東代表 神奈川大学吹奏楽部/指揮:小澤俊朗
課題曲X 自由曲:
ウインドオーケストラのためのマインドスケープ/作曲:高昌帥

照明が パッと付いた瞬間から いい音が聴こえる予感をさせてくれます。綺麗に並び、ひとりひとりの姿勢がいい。ゴルフも打つ前の姿勢が大切なんです。スライスやフックで悩んだ時、正しく構えていたかどうかをチェックすることで解決する事多いのです。姿勢は大事です。

課題曲
ひんやりとした空気の中 一滴の水が湖面におち それが太陽に照らされてぴかっと光る。
その後 小さな渦ができ その数が増えて広がる
湖面の渦はものすごいスピードで変化しどんどん大きくなり 光り輝く
表情が艶やかに変化する。その姿が4kの有機液晶のように鮮やかです。
移りゆく空気感も客席まで届いてきます。

譜面に書かれている聴かせたい音が全て聴こえてくる納得できる演奏でした。

自由曲
危機感溢れるトランペットのストレート音で始まりました。
それがすぐに展開していきます。物凄いスピードでの展開に瞬(まばたき)きすらできません。一瞬でも目を閉じればもう違う世界に入ってます。
演奏に引き込まれて身体も膠着していました。呼吸すらしていたのかどうか思い出せない。それほどものすごい緊張感が続きます。
中盤で音がなだれ込み やっと静寂状態へ ここに導く金属音が別世界への扉を開く
オーボエ、 クラが 優しさ溢れるメロディ ここまで頑張ってきたことへ感謝し褒めたたえる感動場面だ。たっぷりと豊かに歌ってくれるソリストにうっとりと聴き入る。
なんという優しさ。
涙でステージがにじんできます。心休まるホッとした時間です

その穏やかな時間を小澤先生は許しません。 

甘えるな!

と指揮棒をドラコン選手並みのヘッドスピードで振り抜き打楽器が厳しい鞭を私に撃ち抜く 

イッ 痛い!

人生は 甘いものではありません。どこまでも厳しく自分と向き合わなければいけないのだ。と言われたようでした。
最後はタメをきかせて印象に残る強烈な打撃音で感動的な12分間は終わりました

特に最後の10秒  忘れられません
音楽の切り替わり場面で、微妙に間を入れたり リットしたりと徹底的に譜面を読み込み 計算しつくして聴衆をたっぷりと楽しませてました。

歴史的名演 と言っていいと思います
皆さま ぜひ音源を購入して一緒に感動をあじわいましょう。

勝手審査員 田:A 佐:A 長:A 木:A 勝手審査員評価:金賞 審査結果:金賞

6:九州代表 九州情報大学吹奏楽部/指揮:屋比久勲
課題曲U 自由曲:復興/作曲:保科洋

このあたりから運営がおかしくなってきました。

準備ができてないのに照明がつき アナウンスされる

でもまだ準備ができてないのです。 この間の“間”は演奏者にプレッシャーを与えなければいいな。と心配しました。 アマチュアが一生懸命練習して やっと全国大会まできたのです。ガラスの心で本番に望んでいるのです。ほんの些細な流れの変化も彼らは敏感に感じるのです。運営する皆さまは その点も考えて欲しいと思った次第です。

課題曲
元気よく気持ちいいファンファーレ スピード感もあり気持ちいい 欲を言えば細かい音符もハッキリと切れ味のいいリズムをおくってほしいかな
 マーチはリズムが大事です。

一番おしいところはバランス でしょうか

Tp6 Tb6 バス6 弦バス1 それにたいして木管がFl4 Ob1 クラ5 (ちゃんと数えたつもりですが間違ってたらごめんなさい)
金管を半分にするか 木管を倍以上にする それだけでシンフォニックなサウンドになることでしょう。

自由曲のサックスソロ 素晴らしかったです。
しっとりと歌う部分 素敵でした。

この団体は可愛そうです
最初の照明だけでなく 自由曲のしっとりした部分でも 舞台裏で走るような足音がバタバタと聞こえてきます

参加者を応援する運営を望みます。

勝手審査員 田:B 佐:B 長:A 木:B 勝手審査員評価:銀賞 審査結果:銀賞

7:東京代表 東海大学吹奏楽研究会/指揮:福本信太郎
課題曲X 自由曲:昂揚の蓮/作曲:長生淳

こんどは入れ替え時の客席照明がつきません

うーーn

課題曲
しっとりとした出だし 雰囲気出てます。サウンドもよく 切れ味もよく ビールで言えばアサヒのドライかな
気持ちいいえんそうでしたが、私としては ドライより もう少し コクがほしかった

自由曲の長井作品 難しい曲ですね
綺麗でうっとりするサウンドで丁寧に作り上げてきました。
その上で、長井作品は歌い込みという要素が加わればもっと感動的になったことでしょう。

勝手審査員 田:A 佐:B 長:B 木:B 勝手審査員評価:銀賞 審査結果:金賞

 

休憩が15分というのは 女性には可愛そう

トイレの行列がきれません こんな時は 近くのトイレを案内するとかなにか工夫が欲しい

 

8:四国代表 四国大学吹奏楽部/指揮:楫完治
課題曲W 自由曲:ロード・タラモア/作曲:C.ヴィトロック

照明がついてまず最初に思ったのは 金管バンドかな と思うくらい金管重視の編成です

見た感じですが クラよりトランペットが約2倍 それにトロンボーンなどの金管も加わると 音量バランスの崩れるのは仕方がありません。
この編成で 音楽的表情を作っていくのは難しく 打撃音中心になってしまいました。

まあ、そういうのが好きというバンドファンもいますので 楽しく感じた方も多かったと思います。やっと四国から全国に来てくれたのです。これからこれから ぜひとも応援したいバンドです。

勝手審査員 田:C 佐:C 長:C 木:C 勝手審査員評価:銅賞 審査結果:銅賞 


9:北海道代表 北海学園大学吹奏楽部/指揮:河井裕司
課題曲X 自由曲:吹奏楽のための協奏曲/作曲:高昌帥

またまた客席の証明がつきません。不安な運営です。でもだんだん、進行の悪さに慣れてきました。慣れはおそろしい、、

新ためて思いますに この課題曲は難しい。
相当練習されてきた様子は十分伺えます。あとすこし濁りがとれればいい演奏になったことでしょう。

自由曲
荘厳なファンファーレに木管も加わりそのハーモニーが美しい
その後のメロディラインの輪郭をもっとはっきり客席まで示すことができれば さらに感動がましたことでしょう。

いい音を目指す姿勢の見える 期待値の大きいバンドでした。
来年のさらなる進化が楽しみです。

勝手審査員 田:B 佐:C 長:C 木:C 勝手審査員評価:銅賞 審査結果:銅賞


10:中国代表 山口大学文化会吹奏楽部/指揮:松田和寛
課題曲V 自由曲:交響詩「モンタニャールの詩」/作曲:J・ヴァン・デル・ロースト

またまたまた客席の照明がつきません。 今回はいよいよ最後までつきませんでした。

そしてアナウンスのタイミングも早すぎます。準備ができてないザワザワした状態で勝手にコールされました。このアナウンスは 録音なんでしょうね。この状態で平静にアナウンス 生ではできないでしょう。ほんとに出演する学生さんかわいそうです。

保科先生の課題曲は簡単のようで難しい 移りゆく色彩の変化を もう少し綺麗に表現できたら すごく良くなったと思います。
中間の場面変化も もっと印象的に表現できると 嬉しいのですが、難しいですよね

ところで保科先生 お体を心配されていた方も多かったことでしょう。見事 復興 いや 復活してます。照代姉さんから写真見せてもらいました。杖をつきながらも 元気に歩いてました。



照代姉さん↓
https://www.youtube.com/watch?v=d_8k6QcafBU

大阪の保科フェスタでの写真です。

自由曲 きっちりと仕上がっていました。ドラマチックなこの曲の面白さを十分楽しめました。途中の縦笛も効果的 できれば その後のブラスはもっとチューニングされ透明感がでてくれば完璧!

勝手審査員 田:B 佐:B 長:C 木:B 勝手審査員評価 銀賞 審査結果 銀賞 

 

11:東北代表 いわき明星大学吹奏楽団/指揮:根本直人
課題曲W 自由曲:幻想曲とフーガハ短調 BWV537/作曲:JSバッハ 編曲:E・エルガー、根本直人

客席の照明はナシです ここまでやれば見事です
アナウンスも舞台状況無視で勝手に喋ってます。全然セッティングできてません。

学生が ちゃんと集中して演奏できるか心配です。客席も集中できません。

クラリネット3本(のようにみえました) 少なすぎで 金管に対抗するために音が固く聴こえてきました。とはいえ音楽表現がすばらしく店舗も軽快で気持ちいマーチです。ただ 途中から ほんの少しですが1拍目が流れるようになり、しっかり歩けないところもありました

スピード感あふれる気持ちいいマーチでした。

自由曲も音楽を作ろうという意思を感じます。素晴らしい演奏。ポイントも抑えた豊かな音楽表現でした。

来年も すごく期待できるバンドです

勝手審査員 田:C 佐:B 長:B 木:B 勝手審査員評価 銀賞 審査結果 銅賞

 

12:九州代表 福岡工業大学吹奏楽団/指揮:柴田裕二
課題曲X 自由曲 交響曲第5番より第4楽章/作曲:D.ショスタコーヴィチ 編曲:上埜孝

この辺になってくると どれだけ早くアナウンスされるか 楽しみになってきました。

今回もしっかりとステージが準備できてない段階でのコールです。今回はアナウンス終了から演奏まで約1分くらいです。1分って意外に長いのです。

課題曲
音楽的に高いレベルの演奏です。サウンドも美しい

課題曲というのを意識しすぎで譜面通り忠実に再現されていました。ただ、私としては 譜面を超えた表現者の解釈を聴きたかった。まあ、課題曲ですものね これでいいのでしょう。

自由曲
有名な曲を頑張って演奏してました。細部まで丁寧に仕上げてて音作りも気持ちよかったです。

できれば、これも課題曲同様 譜面を超えた主張のようなものがあれば私はうれしいのです。フォルテとピアノの表現だけでは寂しい。

考えてみれば このバンドが初めて全国大会出たとき たしか25名程度だったと記憶しています。少ないながらもきっちりと仕上げ 綺麗なサウンドで聴衆を魅了したことを覚えてます。
私は そのころからズ〜と注目してきました。

ここまで成長されたこと 素晴らしいバンドになられたことをうれしく思っております。

ブラボーコールに大拍手でした。

勝手審査員 田:B 佐:A 長:B 木:B 勝手審査員評価 銀賞 審査結果 金賞 


13:関西代表 近畿大学吹奏楽部/指揮:森下治郎
課題曲X 自由曲 交響曲第6番「コッツウォルド交響曲」より第1・5・6楽章/作曲:D・ブルジョワ

客席暗転のままです。見事な運営です(ごめんなさいフィクションです)アナウンスも記録更新の早いアナウンスでステージ上は全然準備ができてません 今回は指揮者がアナウンスに応じて 挨拶をされたので、ここから曲が始まるまで長いこと長いこと

時計ではかると1分30秒です 90秒です 全然長いです。私自身は ずーとこの調子なので、慣れてきて何も感じませんが 演奏する側は これ1回です。 緊張しないかと可哀想に思います。

そんな不手際にもかかわらず 個人個人の超高度な技能と音楽感に支えられ素晴らしいサウンドでした。

素晴らしい。

これだけ技術の高いバンドです。 もっと色彩的変化やスピードの変化を表現できたらどこのバンドも勝てません。これほど高い個人技のあるメンバーです 意識させるだけで簡単にできることと思います。

どこを切ってもバランスのいい素敵なサウンドでした。

自由曲も音の厚みのある素晴らしいサウンド 各メロディを奏でるソロがまたすごい。心の底から歌いこんでます。高度の技術を要するこの曲を完璧に演奏してました。

ブラボーコールに大拍手でした

勝手審査員 田:A 佐:A 長:A 木:A 勝手審査員評価:金賞 審査結果 金賞

出場団体の皆さま お疲れ様でした。台風の中 運営面でいろいろあった中 実力を出しきれてないバンドもあったことでしょう。

でも、私たちは一生懸命演奏する姿に心を打たれ素晴らしい時間をいただきました。

本当にありがとうございました。

運営面で勝手に言いたいことを書いてしまいましたが、運営された倉敷の皆様にはそれぞれご事情のあったことと思います。今回の運営で 良かった点 残念だった点 を総括して次の大会に引き継いていただき益々吹奏楽コンクールが良き大会になって行くことを望んでいるファンの一人です。

さて、来年は隣県の尼崎です いい大会運営 そして いい演奏を期待して明和テレビ実況中継を終わります。

では、皆さま「さいなら、さいなら、さいなら」以上淀川長治でした

 

終了後

私たちは会場から江戸風情の街並みを歩いて焼き鳥屋へ

松山(全国大会)以来のファゴット先輩 山地さん なんと海を渡って来てくれました。(30分で) 初めてお会いする先輩とも合流できました。 

その焼き鳥屋で 宴会をしている団体があり、聞けば 明日出演する一般バンド「百萬石ウインドオーケストラ」の皆さまでした。 
さすが一般です。社会人です。 この余裕はすごい! 
さらにすごいのは 結果として金賞を受賞なさったことです。ものすごいバンドです。

この余裕や楽しさが一般バンドでは大切なんですね。